上原が11年越しの思いをスタートさせた

2009年02月16日 06:00

野球

 オリオールズの上原が15日、オレンジ色の背番号19のユニホームに身を包み、待望のキャンプインを迎えた。午前8時22分にフォートローダーデールの球団施設に到着し、身体検査へ直行。その後、ミーティングを終えると、グラウンドに飛び出した。前日に「みんな明るいやつばかりだから、楽しくできそうな感じがする」と話していた通り、チームメートと談笑する姿もあった。
 雲一つない快晴。気温22度の蒸し暑さもむしろ心地よく感じているようだった。練習前には「毎日英単語と日本語を1つ教え合おう」と話してきた中継ぎ左腕のウォーカーから早速英語を習った。初日からキャンプの雰囲気を存分に味わった。
 巨人で10年間エースとして君臨した右腕もメジャーでは新人。開幕までの約1カ月半でどれだけコミュニケーションを図れるかが成功の鍵となる。それでも早くも不安を解消させようと、前日の集合日に初めて顔を合わせた正捕手ゾーンが完全サポートを約束。上原も「自分の投球スタイルをきちっと説明していきたい」と語り、他の選手とも少しでも早く打ち解けられるよう、自身のロッカーの壁には全選手の顔写真と名前と背番号を書いた紙を張りつけた。11年越しに立った米国でのスタートライン。背番号19の挑戦が今始まった。

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