巨人・秋広ら若手野手 オープン戦残り5戦で開幕1軍かけたサバイバルへ

2021年03月16日 05:30

野球

巨人・秋広ら若手野手 オープン戦残り5戦で開幕1軍かけたサバイバルへ
打撃練習をする秋広(撮影・坂田 高浩) Photo By スポニチ
 し烈なサバイバルは最後の1試合まで――。巨人・原辰徳監督(62)は15日、開幕1軍メンバーの絞り込みについて、オープン戦最終戦となる21日の楽天戦(東京ドーム)まで競争させることを明かした。ドラフト5位の秋広優人内野手(18=二松学舎大付)ら4人が、ギリギリまで野手の残り1、2枠を争って「運命の5試合」に臨む。この日、野手を中心に甲子園の室内練習場で行われた練習では、若手らが黙々とバットを振った。
 全ては最高のメンバーで開幕を迎えるため。原監督は当初、本拠・東京ドームに戻る19日のロッテ戦までにメンバーを固める方針だったが、期間を延長した。「まだ東京ドームに戻って3試合あるわけだしね。最後の最後までその緊張感はあっていい。(野手は)16人、17人目というところじゃないでしょうか」

 残りのオープン戦は、16日からの敵地中日2連戦と、いずれも東京ドームで行われる19日のロッテ戦と、20、21日の楽天戦。この5試合が若手野手にとって最終テストで、現在18人の1軍野手は開幕までに16、17人に絞り込まれる。

 中日は昨季沢村賞の大野雄、ロッテは開幕投手の二木、さらに楽天は田中将が先発予定。そうそうたる投手を相手に結果が求められる。売り出し中の秋広、北村、広岡、育成の山下らを軸に残りの1、2枠が争われる構図。さらに増田大、2軍調整中の陽岱鋼や石川らも控えている。

 甲子園の室内練習場では野手が4班に分かれ、最大10カ所で打ち込む「打撃デー」を実施した。原監督は「(遠征に)出っぱなしでね。打てる時間がありそうでない」と説明。約1時間、フリーやティー打撃でバットを振り込んだ。直近5試合は11打数1安打、7三振の秋広はスローボール打ちを行い、体が突っ込まないようにセンター返しを意識。「生き残れるか分からないですけど、自分の最後のアピールをできれば」と力を込めた。

 北村と広岡は、元木ヘッドコーチとともに連続して打つティー打撃で振りまくった。元木コーチは「振ることができない人が、形ばかり気にしても打てない。まず振る力をつける」と語る。若武者たちが1軍切符をつかむため、がむしゃらに力を振り絞る。(田中 健人)

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