巨人・ビーディ 5回2失点も援護なく来日初勝利またもお預け 12球団開幕投手唯一の未勝利

2023年04月21日 19:47

野球

巨人・ビーディ 5回2失点も援護なく来日初勝利またもお預け 12球団開幕投手唯一の未勝利
<ヤ・巨>巨人先発・ビーディ(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年4月21日    神宮 )】 巨人のタイラー・ビーディ投手(29=前パイレーツ)がヤクルト戦(神宮)で来日4度目の先発登板。初回に先制を許すも5回3安打2失点と粘ったが打線の援護に恵まれず、またも来日初勝利はお預けとなった。12球団の開幕投手で唯一の未勝利となっている。
 球団初のリーグ3連覇を目指す首位ヤクルトとの今季初対決。だが、ビーディは初回に2四球を与えてオスナの右前適時打で先制を許すと、2回にも左翼・ウォーカーが目測を誤った長岡の二塁打から武岡の左前適時打で2点目を失い、不運もあって厳しいスタートとなった。

 それでも3回以降は無安打無失点に抑えたビーディ。だが、味方打線は初回1死一塁と4回1死一塁で3番・中田翔が、5回2死満塁では大城卓がそれぞれ併殺打に倒れて無得点。ビーディは5回を投げ切ると、6回先頭で打順が回った際に代打・坂本を告げられ降板となった。なお、巨人はこの回も1死一塁で中山が併殺打に倒れている。

 ビーディの投球内容は5回で打者21人に対して76球を投げ、3安打2失点。6三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は152キロだった。

 3月31日の中日戦(東京D)で新外国人として球団初となる開幕投手を務め、6回で10安打されながらも2失点と粘投。だが、ビーディに勝敗は付かず、チームは3―6で敗戦となった。その後は7日の広島戦(マツダ)で5回5安打3失点(自責2)、14日の中日戦(バンテリンD)で5回8安打4失点という投球内容で2連敗。来日初勝利が遠く、セ・パ両リーグの開幕投手で唯一の未勝利となっていた。

 なお、2リーグ制以降の巨人開幕投手で4試合目でも勝てなかったのは1991年の槙原寛己以来32年ぶり10人目。うちシーズン初勝利が最も遠かったのは74年の高橋一三で18試合目となっている。※リリーフ登板も含む

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