カージナルス・ヌートバー　復帰戦は4打数無安打もレーザービーム発動！　チームは5点差逆転で3連勝

2023年06月20日 07:48

野球

カージナルス・ヌートバー　復帰戦は4打数無安打もレーザービーム発動！　チームは5点差逆転で3連勝 — カージナルスのヌートバー（AP) Photo By ＡＰ

【ナ・リーグカージナルス8ー6ナショナルズ（ 2023年6月19日ワシントン）】カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（25）が19日（日本時間20日）、腰の打撲による負傷者リスト（IL）入りから復帰。同日の敵地でのナショナルズ戦に「3番・右翼」でスタメン出場した。4打数無安打だったが、初回の好守備でチームを救うなど3連勝に貢献。打撃成績は打率・259、4本塁打、21打点となった。

　守備中に腰を負傷した5月29日（同30日）ロイヤルズ戦以来、17試合ぶりの出場。最初からエンジンは全開だった。初回、3点を先行され、なおも2死一塁の場面。ナショナルズ・スミスの右前打をダッシュ良くさばくと、三塁へ矢のような送球。ワンバウンドのストライク送球で一走・ディカーソンをアウトにし、この回を終わらせた。

　初回2死からの第1打席はカーブを捉えられず空振り三振。2－5の3回1死一塁では強烈なライナー性の打球を放ったが、一直で併殺となるなど不運にも見舞われた。しかし6－5の7回2死からの第4打席では確実に四球を選び、アレナド、コントレラスの連続適時打を呼び込んだ。打撃で結果は出なかったが、確実につなぎ役としての役割は果たした。

　久々のメジャーの舞台。試合前には「アップダウンがある中でも、常に仲間たち一緒にいたいもの。チームが力を発揮できていないときに、ベンチや自宅でゲームを見ていなければいけないのはつらいことだった」と話していた。

　6月17日（同18日）に傘下3Aメンフィスの一員として、ジャクソンビル戦に「4番・DH」で実戦復帰。同日は4打数無安打ながら、翌日の同戦では守備にもつき、2本塁打を含む5打数4安打4打点を記録するなど調子を上げてきた。ため込んだ思いを力に変え、連勝中のチームをさらに勢いづけた。

　ヌートバー不在の16試合でチームは5勝11敗。現在はナ・リーグ中地区最下位に沈む。常に全力を出し尽くし、フォア・ザ・チームに徹する男が浮上への起爆剤となる。