DeNA初代監督・中畑清氏「おめでとう!この優勝は感慨深いよ」悪夢の15年3勝14敗1分け回顧し万感

2023年06月20日 21:20

野球

DeNA初代監督・中畑清氏「おめでとう!この優勝は感慨深いよ」悪夢の15年3勝14敗1分け回顧し万感
中畑清氏 Photo By スポニチ
 キヨシも感激!DeNAが20日、交流戦初優勝を決めた。ここまで9勝7敗で優勝の可能性を残していた楽天がヤクルトに敗戦。首位の11勝7敗で日程を終えた4チームの中で、TQB(得失点率差)でトップのDeNAが勝者になった。DeNAの初代監督(12~15年)を務め、交流戦で辛酸をなめた中畑清氏(69=本紙評論家)が祝福した。
 やったねえ。DeNA交流戦初優勝。おめでとう。私が監督やってた時代はパ・リーグのパワーピッチャーに手も足も出なくてさ。中でも2015年は29勝19敗の首位で交流戦に突入しながら3勝14敗1分け。これが響いて最下位に沈み、監督最後のシーズンになった。それだけにこの優勝は感慨深いよ。

 できれば19日の日本ハム戦に勝って本拠地のファンと一緒に盛り上がりたかったところだけど、待ちの形でも優勝は優勝。ファンはきっと喜んでくれてるよ。この喜び、勢いを今後の戦いにつなげてもらいたいね。

 優勝が狙えるだけの戦力は整っている。まずは投手陣。先発陣にバウアーが加わったのが大きい。中4日で完投できるんだから。リリーフ陣も豊富。勝ちパターンの伊勢、山崎が崩れても森原、エスコバーのようにカバーできる投手がいる。

 打線は開幕から1番で使い続けてきた佐野を交流戦の途中から本来の3番に戻したのが正解。1番に足が使える関根を入れて流れが良くなった。佐野から勝負強い牧、宮崎と続くクリーンアップは強力。相手にとってはやっかいだと思うよ。

 一昨年はオリックス、去年はヤクルトと交流戦優勝チームがその勢いをリーグ優勝につなげている。首位を走ってきた阪神がここにきて終盤の継投に苦しんでいるだけに、絶好のチャンスだ。
(横浜DeNAベイスターズ初代監督)

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