中日・高橋宏 中軸打者との真っ向勝負で奪三振率の球団記録更新狙う

2023年06月20日 05:30

野球

中日・高橋宏 中軸打者との真っ向勝負で奪三振率の球団記録更新狙う
キャッチボールで汗を流す高橋宏(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【Weekly Data展望】復調気配だ。高橋宏(中)は13日のロッテ戦でプロ入り初となる完封勝利。今季2勝目(6敗)を挙げた。月別の防御率は4月3・27→5月2・45→6月0・00と改善傾向にある。また、4日のオリックス戦までは9試合で援護点が計5点と少なく、9イニング換算ではわずか1・02点。それが完封試合では7点をもらい危なげなく投げ切った。次回登板でも完封し2試合連続なら中日では20年10月14日阪神戦、同22日DeNA戦の大野雄以来。同じくプロ初完封からでは08年4月6日ヤクルト戦、同13日広島戦で吉見一起が記録して以来15年ぶりになる。
 高橋宏は昨年高卒2年目で1軍デビューしたが116回2/3を投げ、134奪三振。規定投球回数(143回)に届かなかったものの奪三振率は10・34と高い数字を残した。今季は19日現在、規定投球回に3イニング足りない。それでも奪三振は同僚の小笠原(72奪三振)に次ぐリーグ2位の70奪三振。奪三振率は10・50と10・00以上をキープしている。セの奪三振10傑で奪三振率が10・00を超えているのは他にバウアー(D=11・20)だけ。さらに高橋宏は相手3~5番のクリーンアップトリオから32奪三振と最も多い。中日投手のシーズン最高奪三振率は07年中田賢一の9・35(規定投球回以上)。高橋宏は中軸打者との真っ向勝負で、球団記録更新を狙う。(記録課・宮入 徹)

おすすめテーマ

2023年06月20日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム