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湯浅に再び勝利のバトン託すときを信じて腕を振る阪神・伊藤将

2023年07月02日 07:30

野球

湯浅に再び勝利のバトン託すときを信じて腕を振る阪神・伊藤将
<神・オ>6月15日のオリックス戦の9回に逆転された湯浅(左)を迎える伊藤将(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3ー0巨人 ( 2023年7月1日    東京D )】 【記者フリートーク】厳しい現実を目の当たりにしても伊藤将はチームのため、そして大事な後輩のため、すぐに“動いた”。
 6月15日のオリックス戦の9回に湯浅が2被弾で逆転負け。守護神の乱調で自身の白星が消えるのは2週連続だった。それでもKOされて降板する背番号65をベンチ前で真っ先に出迎え、試合後も直接声をかけている。

 「クローザーは、そういうポジションだから。こういうこと(救援失敗)も出てくるよ」。翌日、2軍降格となり鳴尾浜にいた湯浅は「将司さん優しかったです…。次はしっかり投げられるように」と出直しを誓った。

 その時点で4戦連続勝ち星なし。自身の気持ちの切り替えも難しかったかもしれない状況でも、声をかけた理由がある。「かわいい後輩なので。少しでも気持ちが楽になってくれればと思って。後は湯浅がどう乗り越えるか。また守護神として帰ってきてほしいですね」。次の機会も信頼して勝利のバトンを湯浅に託す。(阪神担当・遠藤 礼)

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