阪神・村上、プロ初黒星のマツダで2度目の雪辱を 5月はベルーナDでプロ初先発の悔しさ晴らした

2023年07月04日 05:15

野球

阪神・村上、プロ初黒星のマツダで2度目の雪辱を 5月はベルーナDでプロ初先発の悔しさ晴らした
笑顔でボールをキャッチする村上(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 “2年前の雪辱”再び――。阪神・村上は6日に広島との今季初対戦を控え、上り調子の打線と敵地の雰囲気に警戒心を強めた。
 「好調ですね。勢いがあるので、一本、ポンと出るだけでマツダスタジアムが盛り上がる。そこが怖いかなと」

 マツダスタジアム独特の圧力を肌で知る。新人だった21年、プロ2度目の先発だった8月28日に毎回失点の3回5失点でKOされた。初回に先制の援護を得ながら、直後に坂倉に逆転二塁打を浴び、3回は鈴木誠(現カブス)、菊池涼に被弾。プロ初黒星を喫した。それ以来の再戦で、いまも広島打線に残る打者も多い。

 3年目の飛躍を遂げた村上には苦い思い出を振り払ってきた実績がある。5月には同じ21年にプロ初登板初先発で2回1/35失点だったベルーナドーム(当時メットライフドーム)で2年ぶりに登板。8回1失点で白星をつかんだ。今回も「できたらいい」と2度目の雪辱を思い描いた。

 オフに自主トレを共にしたエース・青柳の1軍復帰が決まったことも心強い。「うれしいし、負けたくない気持ちがある。しっかり競い合っていきたい」。師の帰還を新たな活力に変え、赤く染まる敵地を黙らせる鯉料理へ腕まくりした。 (阪井 日向)

 ▽村上“ベルーナの雪辱” 新人の21年5月30日、メットライフドーム(現ベルーナドーム)の西武戦でプロ初登板初先発。2回、糸井の先制2ランで援護を得た直後に愛斗の逆転3ラン被弾。3回にも2点を失い、2回1/3を5失点で降板。敗戦投手は免れたが、翌31日に再調整で登録抹消された。丸2年後の今季5月30日に同地2度目の登板。3回に若林の適時打を許すも、初回に得た2点の援護を守り、8回を4安打1失点で勝利投手になった。

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