ロッテ打線に立ちはだかるオリ宮城 6回76球、貫禄の無失点投球で降板 ポランコK斬りで感情爆発

2023年10月21日 19:42

野球

ロッテ打線に立ちはだかるオリ宮城 6回76球、貫禄の無失点投球で降板 ポランコK斬りで感情爆発
<オ・ロ>6回2死三塁、ポランコから三振を奪った宮城(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パCSファイナルステージ第4戦   オリックス―ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )】 オリックスの宮城大弥投手(22)が21日、引き分けでも3年連続15度目の日本シリーズ進出が決まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(京セラD)に先発登板。6回4安打無失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板した。
 レギュラーシーズンでは今季22試合に登板して10勝4敗、防御率2.27。ロッテ戦はカード別最多の6試合に登板し、こちらもカード別最多となる無傷の3勝、対戦防御率1.06の好成績を残した。

 登板は今月4日のロッテ戦(京セラD)以来17日ぶりで、その時は5回1安打1失点(自責0)で勝敗は付かず。なお、ロッテ戦で挙げた今季3勝はすべて敵地・ZOZOマリン。CSの登板はこれが2度目で、過去1戦1勝という状況でマウンドに上がった。

 第1戦でエース山本が初回に3失点、第2戦は田嶋が初回に1失点とともに先制を許した今CS。第3戦で東が初めて初回無失点で立ち上がったものの1死一、二塁のピンチを招いていた。だが、宮城は“鬼門”の初回を10球であっさり3者凡退に仕留めると、5回までわずか59球で3安打無失点に抑えた。

 打線は初回に森の1号2ランで先制。宮城は2―0のまま迎えた6回、この日38歳の誕生日を迎えた1番・荻野に内角高め直球を左翼線へ二塁打されたが、その後は3人でピシャリ。今季リーグ本塁打王に輝いた4番・ポランコへは全5球が外角低めへの変化球で、最後はスライダーで空振り三振に仕留めると宮城はグラブを叩いて感情爆発。捕手の若月は笑顔で拍手し、若き左腕エースを称えた。

 その裏には森、杉本と2本の二塁打で待望の追加点。リードが3点に広がると、中嶋聡監督(54)は早めの継投に入り、7回のマウンドには2番手として右腕・阿部が上がった。

 宮城の投球内容は6回で打者22人に対して76球を投げ、4安打無失点。4三振を奪い、四死球はなかった。

 ▼宮城 野手の皆さんの守備に助けていただいたおかげで、テンポよく投げることができたと思います。先頭打者に長打を許してしまったところもありましたが、しっかりと切り替えて、集中して投げることができましたし、なんとか無失点で抑えられたところは良かったです。

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