リーグ優勝時は発熱で不参加だったオリ宮城も笑顔 勝利投手も6回零封降板に「まだまだ信頼はない」

2023年10月21日 22:23

野球

リーグ優勝時は発熱で不参加だったオリ宮城も笑顔 勝利投手も6回零封降板に「まだまだ信頼はない」
<オ・ロ>4回、笑顔で杉本(右)を迎える宮城(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )】 オリックスの宮城大弥投手(22)がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦(京セラD)に先発登板し、6回4安打無失点と貫禄の好投。見事に勝利投手となり、3年連続15度目の日本シリーズ進出に大きく貢献した。
 登板は今月4日のロッテ戦(京セラD)以来17日ぶりだったが、チームにとって今CSで“鬼門”だった初回を10球であっさり3者凡退に仕留めると、5回までわずか59球で3安打無失点。

 2―0で迎えた6回、この日38歳の誕生日を迎えた1番・荻野に内角高め直球を左翼線へ二塁打されたが、続く3人を抑えて得点は許さなかった。今季リーグ本塁打王に輝いた4番・ポランコへは全5球が外角低めへの変化球。最後はスライダーで空振り三振に仕留めると、宮城はグラブを叩いて感情爆発。捕手の若月は笑顔で拍手し、若き左腕エースを称えた。

 試合後、宮城との一問一答は以下の通り。

 ――きょうの良かった点は。

 「ある程度、変化球も真っすぐもいろんな球で勝負できたところが良かったと思います」

 ――テンポも良かった。

 「早めに追い込めましたし、あとは守備の皆さんの助けもあってリズム良く投げられたと思います」

 ――スローカーブも多投。

 「そうですね、最近というか、シーズン中はあんまり。投げてはいましたけど、こんなに投げてたかなとは思いましたけど、でもまた一つ武器として使えたと思います。カウントを取れることでだいぶ幅が広がったんで良かったです」

 ――優勝時は参加できなかったが、今度は自分が投げた日にCS突破決定。

 「はい。うれしいですし、日本一に向けてまたしっかり調整して次勝ちたいと思います」

 ――9月20日はどうしていた?

 「熱が出ていたので。ゆっくりしていました。テレビで見ました」

 ――森の2ランも大きかった。

 「初回3者凡退で、緊張している場面でしたけど、何とか抑えることができましたし、その流れのまま森さんが打ってくれたのは凄く感謝しています。そのなかで僕がまたしっかりリズムを森さんのおかげでつくれたというのもあったんで、感謝しています」

 ――阪神にはWBCのチームメートもいるが、気になる人は。

 「ちょっと分からないです」

 ――打線のイメージは。

 「素晴らしい選手がたくさんいますので、飲み込まれないようにやりたいと思います」

 ――日本シリーズまでの調整は。

 「もう少し長いイニングを投げたいので、しっかりバランスだったり、調整をいろいろやりながら。時間もなかなかないので、まずは体調面もしっかりしながら練習したい」

 ――6回降板も体力は。

 「問題はなかったんですけど。まあ、交代と言われたので(笑い)。まだまだ信頼はないと思うので、これから積み重ねていきたいと思います」

 ――妹さんが初戦に来ていた。連絡は。

 「僕は興味ないので、何もしていないです」

 ――祝福連絡は。

 「あー、まあ、連絡は来たんですけど、僕はスタンプぐらいで終わりました」

 ――登板間隔が空いてもうまくいった要因は。

 「練習の時から力を入れて投げていましたし、キャッチボールもピッチングも続いていたので、普段からいい調整ができていたのかなと思います」

 ――6回のピンチはイメージ通り。

 「最初長打を打たれて、ゴロでアウト取って。走者三塁で前進守備でしたし、三振か内野ゴロかどっちか。点をあげたくなかったんで、そこを目指して投げました。それが有言実行というか、いい感じで体も再現してくれて、その後もしっかり2アウト取れて、いったん気持ちもリセットして三振を取れたので、なかなか良かったと思います」

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