ロッテ 先発不足でCS史上初ブルペンデーも5番手・西村捕まり崖っ縁…下克上へ3連勝しかない

2023年10月21日 05:20

野球

ロッテ 先発不足でCS史上初ブルペンデーも5番手・西村捕まり崖っ縁…下克上へ3連勝しかない
<オ・ロ>8回、2点を失った西村(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パCSファイナルステージ第3戦   ロッテ0-2オリックス ( 2023年10月20日    京セラD )】 耐えて粘って、つないできたロッテの「無失点」のバトンが途切れた。0―0の8回2死三塁、若月の打球が三遊間を抜けた。この回から5番手で登板した西村が痛恨の失点。「僕の投げどころが悪かった。もっとできたことはあったかなと思う」と唇をかむ。続く代打・頓宮にも左翼線へ適時二塁打を浴び、スコアボードに重すぎる「2」が刻まれた。
 9月終盤に種市、カスティーヨが離脱し、佐々木朗も発熱からの回復途上。ファーストSが最終戦までもつれたことも重なって先発投手が不足し、吉井監督は苦肉の策として救援投手を小刻みにつなぐCS史上初のブルペンデーを選択した。先発の沢村が初回2死満塁をしのぐと、2回に登板した中森も2死満塁を切り抜けて3イニングを1安打無失点と好投。約1カ月ぶりのマウンドとなった国吉も5、6回を無失点に抑える粘りを見せ、7回は左腕の坂本が3者凡退。プラン通りにオリックス打線を抑え込んだ。

 だが、CSで集中力を発揮していた打線が何度も好機をつくったが、1点が遠かった。5回1死二、三塁のチャンスを逃すなど、援護できず。今季4試合で3勝、うち2勝がオリックス戦だったブルペンデーは最後についえた。吉井監督は「よく粘って最後の最後まで勝つチャンスをみんなでつくれた」と選手の頑張りを称えた。

 もう、引き分けも許されない崖っ縁だが、まだ終わってはいない。チャレンジャーとしての本領を発揮するのは今しかない。(大内 辰祐)

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