オリ中嶋監督「内部事情がありまして…」 インタビューでスタンド沸かせ、セレモニーでは大笑い

2023年10月21日 21:07

野球

オリ中嶋監督「内部事情がありまして…」 インタビューでスタンド沸かせ、セレモニーでは大笑い
<オ・ロ>優勝額を受け取る中嶋監督(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ ( 2023年10月21日    京セラD )】 オリックスがロッテと対戦したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦を1点差で逃げ切り、3年連続15度目の日本シリーズ出場を決めた。
 先発マウンドに上がった宮城が6回4安打無失点と好投。打線は初回に森の1号2ランで先制すると、6回には森、杉本と2本の二塁打で追加点を挙げた。8回には山崎颯が藤原に、9回には平野佳がポランコに一発を浴びて1点差に迫られたが、逃げ切った。

 中嶋聡監督(54)は試合後に行われた勝利監督インタビューで「本当にしんどいゲームばっかりで…ホッとしています」と第一声。今月4日のロッテ戦(京セラD)以来17日ぶりの登板となった宮城の好投について聞かれると「えー、まぁあの…内部事情がありまして言えないんですけども」と口にしてスタンドをざわつかせながらも「ナイスピッチングです!」と称えた。

 初回に飛び出した森の先制2ランに関しては「なかなか点入らないゲームだと思ってたんですけど、初回にしっかりホームラン打ってくれて。勇気が出るホームランでした」とコメント。

 3点リードから終盤1点差まで追い詰められたが「ロッテのピッチャーみんな良くて、なかなか点数入らない状況になったんですけれども、それをピッチャー陣よく頑張ってくれましたし、ホームラン打たれましたけど、それでも最少失点でいってくれたのが勝ちにつながったと思っています」と振り返った。

 対戦相手のロッテについては「本当にファーストステージから凄い勢いで来まして、正直、飲まれるかなという気持ちも少しあったんですけれども、本当にいいゲームが出来てうれしいです」と称え、そのロッテに勝てた勝因について聞かれると「えー、うーん、珍しくバッターも打ちましたし、えー、珍しく打たれたピッチャーもいますし。あのー、ふふっ。そんなこともありましたけれども、とにかく勝つことを目指してやってきましたので。いいシリーズになったのかなと思います」と中嶋監督らしい言い回しでスタンドを沸かせた。

 28日に本拠・京セラドームで開幕する日本シリーズでは、18年ぶりにセ・リーグを制した阪神と激突する関西対決となる。「まずは熱いゲームを絶対やりたいと思いますし、皆さん待ち望んでいたと思います。関西シリーズ、本当に熱く盛り上げたいと思います」とキッパリ。

 ファンに向けては「タイガースの応援、本当に凄いと思いますけれども、絶対に負けてないと思いますので。皆さんの…」と「絶対に」に力を込めて口にすると、スタンドは大歓声。それが収まるのを待って再び口を開いた指揮官は「皆さんの応援がもっともっと必要になります。よろしくお願いします!」と声を張り上げた。

 また、その後に行われた表彰セレモニーでCSファイナルステージのMVPに杉本が選出されたことが発表されると、試合終盤に厳しい表情だった中嶋監督は一転、左手で顔を覆い、うつむきながら苦笑い。8回の走塁中に足を痛めてセレモニーに参加できなかった杉本に代わって石川亮がMVP表彰を受けるため颯爽と駆け出していくと楽しそうに大笑いし、チームのいい雰囲気をにじませていた。

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