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明大・宗山 来秋ドラフトへ「期待上回る成績残したい」「狙えるのは自分だけ」六大学通算最多安打も意欲

2023年12月28日 05:00

野球

明大・宗山 来秋ドラフトへ「期待上回る成績残したい」「狙えるのは自分だけ」六大学通算最多安打も意欲
母校・広陵でノックを受ける明大・宗山(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 東京六大学野球リーグに所属する明大で主将を務める宗山塁内野手(3年)が27日、母校の広陵(広島)で自主トレを行った。早くもソフトバンクがドラフト1位候補にリストアップするなど即戦力遊撃手として来秋ドラフトの超目玉となることは確実。リーグ戦通算安打の記録更新も期待される24年シーズンに向け、春、秋のリーグ戦の目標を「打率5割、5本塁打、失策0」に設定した。
 広島の山々に囲まれた母校のグラウンド。今では東京六大学野球のスターとなった宗山が、甲子園を目指しいちずに汗を流していた球児に戻れる「原点」だ。25日から3日間、汗を流し「ここでしか味わえない空気がある。この気持ちはどのレベルにいっても忘れてはならない」と言った。

 1925年に始まった東京六大学野球の歴史はプロ野球より古い。長嶋茂雄(立大)、岡田彰布(早大)ら名選手がプレーしたリーグ戦記録に宗山も挑戦する。1年春から積み重ねた安打は現役最多の94本で、高山俊(明大)が持つ131安打のリーグ記録は射程圏。キャリアハイは2年春の24安打で、春、秋リーグ戦でともに20安打以上なら楽々と新記録となる。「狙えるのは自分だけ。目指せることがうれしい」と自信を示した。

 もちろん、その目標は高い。23年春以来の優勝を狙う来年のリーグ戦の目標を「打率5割、5本、失策0」に設定。前日の実戦形式の打撃練習では、同じく来秋ドラフト候補に挙がる広陵のエース右腕・高尾響(2年)から右中間に柵越えを放つなど仕上がりも順調だ。主将として掲げるチームのテーマを「束」として「個人の技術アップを束にして勝っていきたい」と誓った。

 打撃だけでなく堅実な遊撃守備も魅力で来秋は「宗山ドラフト」とまで言われている。すでにソフトバンクが1位候補に挙げるなど、複数球団による1位競合は必至だが、宗山は「(1位候補の)期待を上回る成績を残したい」と気を引き締める。一身に注目を浴びるドラフトイヤーが、もうすぐ幕を開ける。(柳内 遼平)

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