山本由伸　ダルビッシュからの助言明かす「自分を一番必要としているチームがどこかしっかり考えて」

2023年12月28日 10:10

野球

山本由伸　ダルビッシュからの助言明かす「自分を一番必要としているチームがどこかしっかり考えて」 — 背番号18のユニホーム姿を披露した山本（AP） Photo By ＡＰ

　オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指し、ドジャースと12年総額3億2500万ドル（約465億円）で契約した山本由伸投手（25）が27日（日本時間28日）、本拠地・ロサンゼルスのドジャースタジアムで入団会見を行った。会見後には地元メディアのインタビューに応じ、ダルビッシュ有投手（37＝パドレス）からアドバイスを受けたことを明かした。

　山本はド軍入りを決断した理由について、会見で「大谷さんがもし仮に他のチームを選んだとしても、もしかしたら僕はドジャースを選んでいたかなと思いますけど、大谷さんは日本人選手だけでなくメジャーリーグでもトップの選手。大谷さんがドジャースを選んだというのは決断の1つの理由とはなりました」と大谷翔平がドジャースに移籍したのも理由の1つと説明した。

　ただ、球団側との面談の場に大谷が同席したことには「多分、大谷さんも気を使っていただいて、強く勧誘しないというか、多分そういうようにしてくださってたんです」と大谷側からの無理な勧誘はなかったと説明。「本当に優しく接してくださいましたし、“分からないことがあったら何でも聞いて”と言っていただいていたので、本当に心強い存在でしたね」と振り返った。

　また、「ダルビッシュさんとは交渉期間が始まる前にお会いさせていただくタイミングがあって、“本当に自分を一番必要としているチームがどこかしっかり考えて決断するといいんじゃないかな”とアドバイスをいただいていました」と告白。3月のWBCで侍ジャパンとしてともに戦い、メジャーですでに活躍する先輩からも助言をもらったと感謝していた。

　その上で「本当にミーティングさせていただいたどの球団も素晴らしく、どの球団も（熱意が）伝わってきたので、決断にはすごく時間がかかったんですけど、最後は悔いなく決断することができました」と“勝ちたい”という気持ちを最優先にドジャースを選んだと語った。