ソフトB・板東、28歳に 来季も“男前投球”だ「チーム、投手陣の中心に」

2023年12月28日 05:25

野球

ソフトB・板東、28歳に 来季も“男前投球”だ「チーム、投手陣の中心に」
28歳の誕生日を迎えた板東は大好きな愛猫とリラックスした時間を楽しむ(本人提供) Photo By 提供写真
 ソフトバンクの板東湧梧投手が27日、28歳の誕生日を迎え、本紙の単独インタビューに応じた。来季の目標に「チーム、投手陣の中心にいる存在になっていたい」と“男前投球”で今季5勝からの飛躍を誓った。また、ドラフト1位・大阪桐蔭の前田悠伍投手(18)と“Wユウゴ”での先発ローテ入りにも「面白いでしょうね」と共闘を心待ちにした。 (取材・構成=井上 満夫)
 ――お誕生日おめでとうございます。もう28歳?、まだ28歳?
 「27歳から1年、あっという間でした。27、28歳って何か格好いい大人と思いますけど、まだまだほど遠い。もっとバリバリ仕事やっているイメージ」

 ――28歳って、どんなイメージです?
 「理想的な大人というか。余裕のある、落ち着きはらっているイメージですかね。森さん、嘉弥真さんが移籍されて投手陣ではナオさん(東浜)の次の世代となった。いい年齢なので、引っ張る立場を確立させていかないととも思っています」

 ――来季6年目、28歳シーズンを終えたときのご褒美は?
 「好きなもんを買いたいですね。いい靴かなんか買いたいな」

 ――最近のマイブームはなんでしょう?
 「洗顔を始めた。学生時代は洗顔した方がニキビができていたので、してこなかった。いい年齢にもなって“さすがにした方がええよ”といろんな人にいじられるので始めました。興味はあったけど、面倒くさがり屋なので。今は化粧水も乳液もします」

 ――そんな美肌で男前な28歳の野望は?
 「ドヤ顔で、優勝パレードの車に乗りたいですねー。(日本一になった)19年は何かバスに乗って、パレードはした覚えがありますけど。車には乗ってない。優勝パレード、したいですよねー」

 ――来季1年、メンタルをどう保つか?
 「今まで以上に後悔しないように過ごす。甘えが出たら、そこが最後だと思って覚悟を持ってやりたいですね。それでも、強気に行き過ぎずにバランスも大事だなと思っています」

 ――来季の目標。
 「チーム、投手陣の中心にいる存在となっていたいですね。1年間、フルに戦えば、それから数字の目標なども出てくると思う」

 ――その実現のためには?
 「開幕ローテーションはマストですが、先発として長いイニングを投げたい。そこにも重きを置きたい。“いけるところまでいける”というのが信頼につながっていくと思う」

 ――先発候補には新人・前田悠伍もいる。“鷹のユウゴ”は、左右の2人に増えた。
 「同じ名前の人はあまり会ったことがなかったんですよね。うれしいし、ドラ1左腕は楽しみですよね。勉強になることもあるだろうし吸収しますし“ユウゴ”2人でローテーションを組めたら、面白いでしょうね」

 ――1月上旬から2年連続で和田との合同自主トレに挑む。体づくりのテーマとは?
 「去年、初めて一緒にやらせてもらったが、体のスケールアップを考え過ぎてしまった。2年目は、体より技で。細かいところを習得、吸収できるように。歩き方からの体幹。まず、そこから」

 ――師匠の自主トレは過酷。体幹に関し、現状どんな指摘を?
 「すぐに見抜かれます。“反り腰になっていて、お尻が使えていない。体のバランスが抜けている状態で前傾姿勢過ぎるよ”とか。かなり勉強もされていて本当に凄いです」

 ――28歳となっても“男前投球”と引き続き呼んでもいいか? 「柳田さんにお立ち台で言ってもらってからですよね。いつ、言われてもうれしいですよ、そりゃあ。また、来季も言ってもらえるように頑張ります」

 ◇板東 湧梧(ばんどう・ゆうご)1995年(平7)12月27日生まれ、徳島県出身の28歳。小2から投手兼遊撃手で競技開始。鳴門で2年春から4季連続甲子園出場。JR東日本を経て18年ドラフト4位でソフトバンク入団。20年8月6日楽天戦でプロ初勝利。今季は先発11試合含む30試合で5勝4敗、防御率3・04。漫画・呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)など人気アニメのテーマソングが好き。パスタにはまっており、一押しはアラビアータ。1メートル82、81キロ。右投げ右打ち。

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