阪神・青柳　原点回帰で「キャリアハイ目標」　岡留は肉体改造成功「可動域もしっかりと出せる」　

2024年01月15日 05:15

野球

阪神・青柳　原点回帰で「キャリアハイ目標」　岡留は肉体改造成功「可動域もしっかりと出せる」 — 選手たちを励ます阪神・青柳（右）と岡留（撮影・椎名　航） Photo By スポニチ

　阪神・村上とともに青柳、岡留が静岡県沼津市の県営愛鷹（あしたか）球場で14日、合同自主トレを公開した。

　青柳が8勝（6敗）に終わった23年からの逆襲を期した。

　「今年はキャリアハイを目標に頑張る。全てにおいて一昨年の数字を超せるよう、もう一回しっかり頑張る」

　13勝（4敗）、防御率2・05、勝率・765と「投手3冠」に輝いた22年を超えるべく、右腕が回帰したのは「左足を着いてから投げること」。くしくも昨オフ、村上に自身が伝授し、大躍進へとつながったポイントだ。

　だが当の青柳は「一昨年できていたのに、昨年（自分は）できていなかった」。投球をする上で「（もっとも）大事」と位置づけ「（現役を）やっている間はずっとテーマになる」と語るほど重要な動きを今オフ、再び体に染み込ませる。

　「体の柔軟性や可動域が悪くなったと、昨季の終盤に気づいた。そういうところから、まず直していく」

　この日は静岡県沼津市で自主トレを公開。ウオーミングアップをみっちり1時間30分も行うなど、1年間を見据えた体づくりに励む。シーズンMVPの後輩に負けじと、昨季の開幕投手が復活の一年に挑む。

　《岡留は肉体改造に成功》岡留は開幕1軍、そして1軍完走へ挑む。このオフ、筋力トレーニングの成果で約2キロ体重が増え、現在94キロ。肉体改造に成功し「可動域もしっかりと出せる。しっかり野球につなげていきたい」と手応えを口にした。昨季は10月1日広島戦でプロ初勝利を飾るなど、8試合に登板。さらなる飛躍を期すシーズンへ向け「中継ぎの投手陣はいいですけど、そこに割って入れるように」と闘志をたぎらせた。