阪神ドラ2椎葉 捕手から大投手へ挑む!守備力の高さ生かし久保田、浅尾、田中将らレジェンドに続くぞ

2024年01月15日 05:15

野球

阪神ドラ2椎葉 捕手から大投手へ挑む!守備力の高さ生かし久保田、浅尾、田中将らレジェンドに続くぞ
阪神・椎葉(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神ドラフト2位・椎葉(四国IL・徳島)は、捕手出身から大投手へのサクセスロードに挑む。最速159キロの即戦力右腕。その剛腕が期待される一方、実は守備力も高かった。
 「近いところに投げるのが苦手な人もいると思うんですけど、自分は苦手としない。キャッチャーをやっていたからできているんだなと思いました」

 島原中央(長崎)時代は捕手だった。高校1年時、同学年の中に捕手経験のある選手がいなかったため、白羽の矢が立った。実は小学時代から投手兼捕手として活躍していた実績もあった。「高校の時にキャッチャー一本となった」。1年生で出場した大会で、相手打者の構えたバントが視界を遮ったことでミスを犯した。痛恨の失策でチームは敗戦。その悔しさが守備を磨くきっかけとなった。苦い経験を糧にバントの対処方法を猛練習。その時の鍛錬が、投手でのフィールディングや、的確なスローイングに生きていた。

 この日の新人合同自主トレではトスバッティングなどで体を動かした。また、既に守備でも軽快な動きを披露。過去、捕手出身の投手には日米通算197勝を挙げている楽天・田中将大や、シーズン最多登板のプロ野球記録を持つ阪神・久保田智之(現1軍投手コーチ)ら名投手が存在する。未完の大器も系譜を継ぐ――。その捕手歴を生かし投手として躍進してみせる。(杉原 瑠夏)

 《主な捕手出身の投手》

 ☆久保田智之 滑川(埼玉)では3年夏に背番号2で甲子園出場。抑え投手としてトルネード投法を披露し球場を沸かせた。阪神では03年に先発、05年に抑えとしてリーグ優勝に貢献。

 ☆浅尾拓也 常滑北(愛知)入学時は捕手で、投手不足の状況から2年秋に転向。07年に中日入団後はリリーバーとして活躍し、リーグ連覇の10、11年は最優秀中継ぎのタイトルを獲得。

 ☆田中将大 小学生時代に坂本勇人(巨人)とバッテリーを組んでいた。駒大苫小牧(北海道)では2年夏の甲子園で背番号11ながら主戦として優勝。楽天では13年に24勝無敗で初のリーグVと日本一に導く。

おすすめテーマ

2024年01月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム