ロッテ・ドラ1上田希由翔　一塁＆三塁に加え二塁にも挑戦!　朗希撃ちで定位置獲る

2024年02月06日 05:30

野球

ロッテ・ドラ1上田希由翔　一塁＆三塁に加え二塁にも挑戦!　朗希撃ちで定位置獲る — 三塁でボールを追う上田（撮影・長久保　豊） Photo By スポニチ

　12球団で唯一、練習したロッテが5日、第1クールを終えた。ドラフト1位の上田希由翔内野手（22＝明大）は早出特守で二塁に挑戦。吉井監督は「まだ、どこが本当（に適している）か分からないので、幅広く練習させています」と意図を説明した。

　当初は上田を一塁か三塁で中村奨、安田らと争わせる意向だったが、今キャンプでは二塁にも挑戦中。午前中の守備練習では中村奨と三塁に入るなど、首脳陣は出場機会を広げる可能性を探る。午後の打撃練習では中堅方向を中心に鋭い当たりを連発。順調な歩みを見せる即戦力ルーキーは、7日からの第2クールに目を向けた。

　「チームとしてのやるべきことを学びつつ、自分も成長できるように頑張っていけたら。良い緊張感を保ちながらやっていきたい」

　「令和の怪物」と呼ばれる佐々木とは同学年。19年4月の高校日本代表候補合宿の紅白戦で空振り三振し、レベルの差を痛感させられた。昨秋の指名あいさつ時には「どんな形でも対戦できれば」と意欲。第2クールでは実戦形式の「ライブBP」が始まるだけに、タイミング次第で佐々木にリベンジできる機会はある。

　「佐々木だけじゃなく、本当に良い投手がそろっている。自分のレベルが分かると思うので、課題を見つけられたら」。内野の定位置獲りへ、一歩ずつ次のステップへと進む。（大内　辰祐）

　◇上田　希由翔（うえだ・きゅうと）2001年（平13）8月12日生まれ、愛知県岡崎市出身の22歳。小1から野球を始め、愛知産大三河では2年夏に甲子園出場。明大では1年秋から4番を務め、リーグ戦83試合に出場し、打率.312、10本塁打。東京六大学歴代単独4位となる74打点を記録した。1メートル83、96キロ。右投げ左打ち。