ドジャース・大谷 結婚公表後初のOP戦で初安打がタイムリー!右腕“万全”ヘッスラも解禁

2024年03月03日 01:30

野球

ドジャース・大谷 結婚公表後初のOP戦で初安打がタイムリー!右腕“万全”ヘッスラも解禁
<ドジャース・ガーディアンズ>初回、四球で出塁してヘッドスライディングで帰塁する大谷(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【オープン戦   ドジャース6―4ガ-ディアンズ ( 2024年3月1日    グレンデール )】 ドジャース・大谷翔平投手(29)は1日(日本時間2日)、ガーディアンズ戦に「2番・DH」でオープン戦2試合目の出場。右前適時打を放つなど1安打1打点、2四球で全3打席で出塁した。日米を驚かせた結婚発表後初めての試合での初安打がタイムリー。エンゼルス時代の18年の右肘手術の翌年は禁じられていたヘッドスライディングも解禁され、公私ともに充実の調整が続く。
 ためらいはみじんもなかった。四球で出塁した初回1死一塁。続く3番フリーマンの打席で、右腕カラスコからけん制球を受けた。可動域を制限する特殊な黒いサポーターを装着した右手を伸ばし、ヘッドスライディングで帰塁。2死一塁となった、4番ヘルナンデスの初球直後のけん制球でも、右手から一塁へ飛び込んだ。

 1度目の右肘手術はエンゼルス時代の18年10月。翌19年は「けん制球の際に手から帰塁しない」という制限がかけられていた。ヘッドスライディングは、大きな衝撃で負担がかかる可能性が高く、右肘を再度痛める危険がある。だが、この日は初回に2度、5回に1度の計3度、けん制で右手から帰塁した。デーブ・ロバーツ監督は「右手から戻るのが本来の形。翔平が右肘の状態に自信を持っているということ。右肘をかばう様子がなく、我々にとってポジティブなサイン」と説明。移籍1号を放った2月27日のホワイトソックス戦は昨年の手術から161日後で、1度目の手術後218日より57日も早い実戦復帰だった。ヘッドスライディング解禁はさらにリハビリが順調な証。指揮官は「今日もまたポジティブな一日となったことは確かだ」と目を細めた。

 3回1死二塁の第2打席は、昨季巨人の開幕投手を務めた右腕ビーディが相手だった。内角高め95マイル(約153キロ)直球に詰まった一、二塁間の当たりを二塁手がはじく右前適時打。5回に四球をもぎ取って代走を送られた。ベンチに戻る際にはビーディから日本語で「オメデトウゴザイマス!」と声をかけられた。前日、日米を驚かせた結婚発表。祝福ムードが続く発表後初のオープン戦出場で、初安打初タイムリーと躍動した。

 初回に四球で出塁した際には、クレイトン・マクラフ一塁コーチにヘルメットのままゴツンと頭突きする新儀式?も披露。19年は足からのスライディングも「右手を上げて」と制限されていたが、それも今回は不要だろう。打者専念のメジャー7年目。20日の韓国ソウルでの開幕パドレス戦へ、着実に前進を続けている。(柳原 直之)

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