阪神・佐藤輝 “MLB打法”で進化証明のフェンス直撃二塁打! スタメン全試合安打も継続

2024年03月03日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 “MLB打法”で進化証明のフェンス直撃二塁打! スタメン全試合安打も継続
<日・神> 6回1死、阪神・佐藤輝は中越え二塁打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神2―3日本ハム ( 2024年3月2日    札幌D )】 阪神・佐藤輝が、今春の実戦でスタメン全試合安打を継続した。6回1死の第3打席。昨季の開幕投手で、今季も開幕先発ローテーション入りを濃厚としている日本ハム・加藤貴を打ち砕いた。カウント1―1からの3球目、真ん中やや外寄り低めに来た139キロの直球を、センター返し。中堅フェンス直撃の二塁打とした。
 「まあまあ。ちょっと詰まった(感じ)ですね。(本塁打まで)いく感触はなかった」

 控えめ…ではないと思うが、本人の感触とは対照的に、グングンと加速した打球は中堅手の頭を越えた。これで2月11日の紅白戦から、先発出場した全8試合で安打をマークした。

 オフに米国の「ドライブライン」で“MLB打法”を追求した理由の一つに、外角球の長打率向上があった。そのためには、広角に強い打球を打てることが重要となる。センター返しで詰まりながらも中堅フェンスに直撃させたこの日の打球は、まさに“課題”克服への前進を告げる一撃と言えた。本人も「(状態も)悪くない」と満足げにうなずいた。

 「(相手一塁手の)体勢が悪かったので、行けるかなと」

 バットが好調だから足取りも軽い。走塁面でも、軽快なフットワークを披露した。二塁打を放った直後の1死二塁。続く森下が打ち上げた一邪飛で一塁手・福田光が体勢を崩したのを確認すると、すかさず三塁へタッチアップ。安打に加えて、隙のない走塁も披露して、走攻で躍動した。

 「できるだけ一つ先の塁を狙うのはずっとやってきているので、これからもやっていきたい」。4週間後に迫る「3・29」へ向け、隙のない調整を進めていく。 (石崎 祥平)

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