プロ注目の阿南光・吉岡 豊川・モイセエフとの対決に闘志「楽しみしかない」 練習試合は6回2失点

2024年03月16日 07:30

野球

プロ注目の阿南光・吉岡 豊川・モイセエフとの対決に闘志「楽しみしかない」 練習試合は6回2失点
阿南光・吉岡は龍谷大平安との練習試合に先発し、6回を2失点も被安打3、6奪三振の好内容だった Photo By スポニチ
 【練習試合   阿南光3ー3龍谷大平安 ( 2024年3月15日    龍谷大平安ボールパーク )】 今春選抜に出場する阿南光(徳島)が15日、京都市内で龍谷大平安(京都)と練習試合を行った。プロ注目の最速146キロ右腕・吉岡暖(はる)投手(3年)が先発し、6回3安打2失点、6奪三振と上々の仕上がり具合を披露。試合は3―3で引き分けた。
 吉岡は立ち上がりの3イニングを9人で抑える完全投球を展開。しかし4回1死からバント安打と二盗で1死二塁のピンチを招き、相手3番打者に右翼線に落とされてまず1失点。さらに1死三塁から自らの暴投でもう1点を失った。「走者が出てからの投球が反省材料。もっとボールを長く持って周りを見ないと」と課題を掲げた。とはいえ6回には1死二塁を耐え、最後は3番打者を空振り三振に仕留めて無失点で切り抜ける粘りも見せた。「最後はフォークです」と吉岡。全国クラスの名門の中軸相手に秋から習得中の決め球を試し、手応えをつかんだ。

 もともと2段モーションの方が投げやすかったという右腕。「自分はこっちの方がいいなと、ずっと思っていた。やっと解禁になった」と選抜からのルール改正も“追い風”と捉える。初戦は大会第2日第1試合で豊川(愛知)と対戦。「自分が(モイセエフ)ニキータ選手を抑えられれば勝てるかなと思っていて。楽しみしかないです」。大会屈指の強打者との対決へ、準備を整えた。 (千田 篤史)

 ◇吉岡 暖(よしおか・はる)2006年(平18)8月28日生まれ、徳島県阿南市出身の17歳。小1から津乃峰スポーツ少年団で野球を始めて捕手。中学ではヤング阿南シティホープに所属して投手に転向する。阿南光では1年夏から背番号18でベンチ入りし、1年秋から背番号1。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル82、85キロ。右投げ右打ち。

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