ロッテのソト弾 右の大砲OP戦初出場で移籍後初アーチ、吉井監督も興奮「本当のホームランバッター」

2024年03月16日 05:30

野球

ロッテのソト弾 右の大砲OP戦初出場で移籍後初アーチ、吉井監督も興奮「本当のホームランバッター」
<ロ・オ>2回2、右越えに同点ソロを放つソト(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【オープン戦   ロッテ6-7オリックス ( 2024年3月15日    ZOZOマリン )】 ロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が15日、オリックスとのオープン戦に「2番・DH」で移籍後初出場し、2回に右翼席に新天地1号を放った。昨季まで6年間所属したDeNAで通算161本塁打を放った新助っ人が、リーグ4連覇を狙う王者を相手に額面通りのパワーを発揮。昨季26本塁打でタイトルに輝いた3番のグレゴリー・ポランコ外野手(32)との「ソトポラ」コンビが24年打線の目玉となる。
 ZOZOマリン特有の中堅から本塁方向への風速5メートルの逆風など、どこ吹く風。ソトが持ち前のパワーで逆方向に運んだ打球が右翼席に飛び込んだ。晴天の空に描いた、新天地での記念すべき1号アーチ。「いい打席。球数を投げさせながら甘い球をうまく打ち返せた」と満足げに振り返った。

 春季キャンプ期間の2月16日に来日し、マイペースで調整を続けていた助っ人が「2番・DH」で加入後初の出場。2回2死の2打席目で、3球連続ファウルを挟んだ8球目のスライダーを捉えた。昨季まで6年間所属したDeNAでは18、19年に本塁打王に輝くなど、通算161本塁打。吉井監督も「ウチにはいないタイプ。スライダーをライトにあんなふうに打てる選手は本当のホームランバッター」と舌を巻いた。

 移籍後初打席だった初回に中前打を放つと、続く山口の右前打で三塁まで進んだが、昨年11月に左足の人さし指を骨折して手術も受けた影響で現在も全力疾走はできず。「そこは調整しながら」ともどかしい心中を明かすが、パ・リーグにはDHがある。昨季は左足の故障の影響でスイングが狂って来日ワーストの14本塁打に終わったがボールに最短距離でバットをぶつけるインサイドアウトの軌道を復活させるため、今季から右脇にボールを挟みトス打撃を行う新たなルーティンを追加。「ストライクゾーンの中で長く振れるスイングを目指している」と手応えを語る。

 この日の3番は昨季本塁打王のポランコ。吉井監督は「打席を早く回すように」と理由を説明したが、上位打線に「ソトポラ」コンビが並べば破壊力は抜群だ。昨季は2位ながらチーム打率・239、505得点、100本塁打は全てリーグ4位で15・5ゲーム差をつけられてオリックスにリーグ3連覇を許した。王者を超えるためのピースが、ソトだ。(伊藤 幸男)

 ≪右打者の一発、昨季は42本≫ロッテの過去5年の本塁打数を見ると19年には108本あった右打者の一発が昨季は42本まで減少し、左打者より16本少なかった。また、過去2年のチーム右打者最多本塁打は山口で、ともに10本台だった。

 ≪2番で38発≫ソト(ロ)はDeNA時代に先発2番で通算115試合に出場し打率.267、38本塁打、85打点をマーク。打順別の本塁打数としては、3番の42本、6番の39本に次ぎ多い。

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