パドレスのスアレスは臨機応変に8回起用も、4アウトもあるクローザー、シルト監督は「強心臓」と信頼

2024年03月16日 11:24

野球

パドレスのスアレスは臨機応変に8回起用も、4アウトもあるクローザー、シルト監督は「強心臓」と信頼
パドレスのスアレス(AP) Photo By AP
 パドレスのクローザーを務めるのは元ソフトバンク&阪神のロベルト・スアレス(33)。22年の5勝1敗、防御率2・27の大活躍で、そのオフに5年総額4600万ドルの大型契約を勝ち取った。しかしながら23年は肘のケガで前半は投げられなかったし、後半も粘着物質違反で8月に10試合の出場停止処分を科せられるなど、調子が上がらなかった。26試合に登板、防御率も4・23だった。それでもクローザーだったジョシュ・ヘイダーがアストロズに移籍したため、その代役の有力候補。大リーグ公式サイトは、球団は正式には発表していないが、クローザー役を務めることになると報じている。
 マイク・シルト監督は「試合の最後を締めくくれる球威のある球を持っている。強心臓で、慌てたりしないのも良い。パニックにならないことが大事なんだ」と話している。

 ヘイダーは9回の1イニングしか投げないクローザーだったが、スアレスは4つのアウトも取れる。あるいはマッチアップを考えて、8回にスアレス、9回に新加入の松井裕樹の起用もありうる。スアレスは「どの状況で起用するかはチームが考えてくれること。8回でも9回でも4アウトでも、自分は準備ができている」と頼もしい。

 この春のオープン戦は6試合に登板、5・1イニングを投げ、防御率6・75だが、これは2月中の4失点が響いたもの。3月になってからは4試合、4イニングを投げて無失点と安定してきた。平均球速97・7マイルの直球、89・7マイルのチェンジアップは健在だ。ソウルシリーズで大谷翔平と対戦すれば、初対決となる。

おすすめテーマ

2024年03月16日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム