永久追放のピート・ローズ氏が大谷に皮肉「70年代、80年代に通訳がいたら俺も無罪放免になった」

2024年03月26日 11:47

野球

永久追放のピート・ローズ氏が大谷に皮肉「70年代、80年代に通訳がいたら俺も無罪放免になった」
水原一平通訳の違法賭博問題を受け、声明を発表する大谷翔平(C)Jon SooHoo/LA Dodgers Photo By 提供写真
 ドジャース・大谷翔平投手(29)は25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題を受け、声明を発表した。
 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。会見30分前には、会見場の入り口に報道陣の長蛇の列ができた。報道陣の数は73人を数えた。大谷は「僕も話したかったので、うれしく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなに嘘をついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明した。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「球界最大の野球賭博スキャンダル」として永久追放となった通算最多安打記録保持者のピート・ローズ氏が大谷について言及したと報道。SNSに投稿された動画で「大谷翔平のような通訳がいたら俺も無罪放免になっただろう」と発言したことを伝えた。

 動画の投稿主は1994年MLBドラフトでマーリンズから1巡目指名(全体5番目)を受け、過去にMLB、NFLの両方でプレーした経験のあるジョシュ・ブーティ氏。撮影時期などは不明だが、同席者から大谷についての意見を求められたローズ氏は「(自身が大リーグに在籍した)70年代、80年代に通訳がいれば無罪放免だったのに」と大谷が通訳に責任を押しつけたかのように皮肉った。

 ニューヨーク・ポスト紙は「野球界のスーパースター、大谷翔平と元通訳の水原一平氏をめぐる現在進行中のドラマについて、ピート・ローズが言及するのは時間の問題だった。メジャーリーグの歴代安打王であるローズは、インスタグラムに投稿されソーシャルメディアに拡散された動画の中で、皮肉にも見える形でこの件についてコメントした」と伝えた。

 ローズ氏はレッズ監督在任中に野球賭博に関わったとして1989年に永久追放処分を受けた。また、同紙は「大谷の元通訳にまつわる今回の賭博スキャンダルは、再び球界を揺るがし、賭博とスポーツの関係がスポットライトを浴びることになった」とも報じた。

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