巨人ドラ3・佐々木 開幕新人1番 96年仁志敏久以来28年ぶり抜擢でチームを勝利へ!

2024年03月29日 05:30

野球

巨人ドラ3・佐々木 開幕新人1番 96年仁志敏久以来28年ぶり抜擢でチームを勝利へ!
壁にジャンプしながら飛球を追う佐々木(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 プロ野球は29日、セ、パ両リーグで計6試合が行われ開幕する。4年ぶりのリーグ優勝を狙う巨人は、宿敵・阪神と本拠地・東京ドームで激突。阿部慎之助監督(45)はドラフト3位ルーキー・佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)を1番に据えるオーダーを組むことが有力で、新人の開幕1番は球団では96年の仁志敏久以来28年ぶり。スローガン「新風」を掲げて新戦力を先頭起用し、監督初陣に臨む。
 昨年の日本一チームを迎え撃つ。両監督が参加した会見。阿部監督は「伝統の一戦で開幕できることをうれしく思うし、しっかり戦って、プロ野球界を盛り上げられるよう精いっぱい一年間やっていきます」と宣言した。

 スローガンに掲げた「新風」。その言葉通り、開幕戦では新戦力を打線の火付け役に起用する見込みだ。オープン戦で打率・400をマークした佐々木を1番に据えるオーダーで、青柳攻略を見据える。球団の新人開幕スタメンは01年の阿部以来23年ぶり。1番での起用となれば96年の仁志以来28年ぶりだ。佐々木は「1番が出たら盛り上がるだろうし、球数を投げさせたらベンチも盛り上がってくれるだろうし。そういった意味では一番大事な役割。自分ができることをしっかりやりたい」と引き締めた。

 96年4月5日、当時の長嶋監督が仁志を1番に抜てきした開幕戦は、くしくも今年と同じ東京ドームでの阪神戦だった。「1番・二塁」で先発した仁志は初回にいきなりプロ初安打を放つなど3安打1盗塁の大暴れ。9―0の快勝発進に貢献した。勢いのまま、チームはリーグ優勝を飾り、仁志は新人王に輝いた。阿部監督も新人時代の01年に長嶋監督に開幕スタメンで起用された。同じく東京ドームでの阪神戦だった。

 昨年の阪神戦は6勝18敗1分けと大きく負け越した。接戦をものにするためには、打つだけの攻撃では限界がある。機動力を駆使してチャンスをつくり、岡本和、坂本ら中軸に回すことが今季のテーマ。佐々木は50メートル6秒の俊足に加え、追い込まれてからもファウルで粘れる技術も備える。阿部監督は1番打者の条件に「選球眼がいい選手がいい」と話すだけに適任と言える。

 「選手にはカッカして緊張してやってもらって、僕はしっかり冷静に野球を見て指揮を執ることができたら」と阿部監督。試合前、選手にどんな声を掛けるのかと問われると「やってやろうじゃねえか!でしょうね」と即答した。球団創設90周年の節目の年。新風を吹かせる開幕戦にする。(川島 毅洋)

 ≪巨人では3人目≫新人が開幕戦に先発1番で出場すると、19年の木浪(神)、藤原(ロ)以来。佐々木が所属する巨人では、37年春の呉波、96年仁志敏久以来28年ぶり3人目となる。なお、呉は1安打、仁志は3安打を放ち、ともに打点はなかった。

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