日本ハム・新庄監督　ドジャース・ロバーツ監督から「力になりたい」と手紙！ジャイアンツ時代から親交

2024年03月29日 06:00

野球

日本ハム・新庄監督　ドジャース・ロバーツ監督から「力になりたい」と手紙！ジャイアンツ時代から親交 — フォトセッションで笑顔の新庄監督（左）と吉井監督（撮影・沢田　明徳） Photo By スポニチ

　昨年のことだ。日本ハム・新庄監督の元に、米国から手紙が届いた。送り主は、球団OBの大谷も在籍するドジャースのデーブ・ロバーツ監督。「“新庄の力になりたいから、何かあった時はすぐ俺に言ってきてくれ”という手紙がきたんですよ」と開幕を翌日に控えた中、驚きのエピソードを明かした。

　ジャイアンツで現役時代の02年、ロバーツ監督は同地区のドジャースに在籍しており、対戦も多く当時から親交があった。2年連続最下位からの脱却を目指す新庄監督にとって、20年にワールドシリーズ制覇も果たした名将からの激励は力水になる。ともに日本一と世界一を目指す立場になり「うれしいですよね。（選手を）2人ぐらいもらおうかな。何でもいいんでしょ？」と冗談めかした。

　就任1年目から盗塁や小技を使い、泥くさく1点をもぎ取る意識を根付かせてきた。そのスタイルを「せこせこ野球」と表現。「ドジャースみたいな打線ならする必要ないけど」と言いつつ、走者一、三塁でのエンドランなどの作戦を視野に入れ「相手が防げない点の取り方がある。（作戦は）読めないと思う。読ませない」と自信たっぷりに笑った。

　スタメンは「細かいデータを見て決めたい」としたが、右打ちや小技もできる器用な松本剛に1番を任せる方向だ。「最低でもCS、そこから頂点に」と見据える勝負の就任3年目。まずは自身初の開幕戦白星をつかみ、“新庄劇場”の集大成となるシーズンにする。（田中　健人）