ロバーツ監督　大谷翔平にグラウンド外の問題の影響はなし「パフォーマンスに影響するとは思わない」

2024年03月29日 03:57

野球

ロバーツ監督　大谷翔平にグラウンド外の問題の影響はなし「パフォーマンスに影響するとは思わない」 — ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（撮影・柳原直之） Photo By スポニチ

【ナ・リーグドジャースーカージナルス（ 2024年3月28日ロサンゼルス）】ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（51）が28日（日本時間29日）、本拠地開幕戦を前に記者会見に臨み、大谷翔平投手（29）に改めて絶大な信頼感を示した。

　大谷にとって、韓国での開幕シリーズ後は専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題を受け、グラウンド外のことに神経を割かれる時間が続いたが「彼は毎日準備に余念がない。パフォーマンスに影響するとは思わない」と断言した。

　記者から問題がチームに与える影響を問われると、指揮官は強い口調で断言し、それを否定した。「我々はプロフェッショナル。感情的にならないというわけではないが、集中力が欠ける心配はない。我々は野球に集中していることを約束する」。

　韓国で開幕シリーズを戦っている最中の3月21日に違法賭博問題は明るみになった。大谷は韓国での2試合で10打数3安打2打点と安定した打力を発揮したが、米国に帰って来てからのオープン戦3試合では13打席無安打。それでも指揮官は周囲の心配を笑い飛ばす。

　「ここ数日の彼のチームメイトとの関わりを見るのは私にとって楽しいものだった。翔平は常に打撃コーチと一緒にいて、コーチに質問したり、そういうことをしている。それは素晴らしいこと。とても役に立つ。私はそれが良いことしかないと思うので嬉しい」

　大谷が語学力で苦労することはない。専属通訳不在についての影響は真っ向から否定した。

　韓国シリーズを1勝1敗で終え、また新たなスタートを切る。「このマラソン（長いシーズン）を楽しみにしている。今日から本拠地開幕戦なので、楽しいものになる。興奮している」。4年ぶりの世界一の座を勝ち取るための1年が本格的に幕を開ける。