7.15東京Dで丸一日“伝統の一戦”プラン 昼は現役GT戦、夜は10年ぶりレジェンドOB戦

2024年04月09日 03:00

野球

7.15東京Dで丸一日“伝統の一戦”プラン 昼は現役GT戦、夜は10年ぶりレジェンドOB戦
巨人OB会長の中畑清氏(右)と阪神OB会長の川藤幸三氏 Photo By スポニチ
 巨人―阪神のOB戦が7月15日に東京ドームで開催するプランがあることが8日、分かった。当日は午後2時開始のデーゲームで伝統の一戦が組まれており、その後のナイターでレジェンドOBたちによる「伝統のOB戦」を行うダブルヘッダー。両チームのOB戦は14年以来10年ぶりで、シーズン中では超異例の試みが両軍ファンのハートを熱くする。
 往年の名勝負が復活する。巨人―阪神のOB戦が10年ぶりに開催されることが明らかになった。注目の舞台は何と東京ドーム。球団創設90周年を迎えた巨人の本拠地だ。

 異例のダブルヘッダーが組まれた。7月15日からは同球場で巨人―阪神の3連戦。初戦は月曜日だが祝日のため、14時開始のデーゲームとなっている。昼は両軍による激しいガチンコバトルが繰り広げられると、その熱気が冷めないうちに今度はOBによるレジェンドバトルを開催。OB戦の試合開始時間、入場方法など詳細は現段階で未定だが、両軍のみならず、プロ野球ファン全体の胸を躍らせるイベントになることは間違いない。

 前回は14年11月16日に東日本大震災復興支援として仙台で開催された。松井秀喜氏が4安打を放ち盛り上げると、現役時代のライバルだった王貞治氏と江夏豊氏が対決。詰めかけた2万4528人を喜ばせた。

 かねてプランを温めてきた。巨人のOB会長を務める中畑清氏は昨年12月のOB会総会に出席後に、「来年は創立90周年。OB会も同じように足並みをそろえて、現場と一緒になっていろいろと何か成功させていきたい」と発言。その一つが、シーズン中では異例となるOB戦の開催だ。出場メンバーは今後、決定する見込み。数々の名勝負を演じてきた江川卓氏と掛布雅之氏の対決などが実現すれば、オールドファンにはたまらないシーンとなる。両軍のOB会長を務める中畑清氏と川藤幸三氏が監督を務めることが濃厚だ。

 巨人は昨年11月にも、レジェンドOBとジャイアンツ女子チームによるチャリティーマッチを開催。前監督の原辰徳氏、篠塚和典氏、高橋由伸氏らが参加するなど静岡市の草薙球場には6300人が詰めかけた。20年以来4年ぶりのリーグ優勝を目指す巨人と、2年連続の日本一を狙う阪神。斬新な試みでプロ野球を熱くする。

 ▽巨人―阪神OB戦 第1回は76年11月21日後楽園、同23日甲子園で行われた。過去には岡山、静岡草薙でも開催。東京ドーム開催は今回が初めて。前回は14年11月16日に「東日本大震災復興支援」としてコボスタ宮城で開催。松井秀喜氏が「3番・右翼」で出場し、4打数4安打1打点をマーク。現役時代に「松井キラー」だった遠山奨志氏から右越え二塁打を放った。試合は巨人OBが10―0で快勝した。

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