カブス・今永昇太はデビュー6連勝お預けも5回無失点で歴代4位の防御率0・96 誠也は1安打も零敗

2024年05月14日 10:51

野球

カブス・今永昇太はデビュー6連勝お預けも5回無失点で歴代4位の防御率0・96 誠也は1安打も零敗
4回2死満塁のピンチを切り抜けた今永(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス0-2ブレーブス ( 2024年5月13日    アトランタ )】 カブスの今永昇太投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地でのブレーブス戦に先発し5回無失点と力投。ただ、チームが敗れ6勝目はお預けとなった。「2番・右翼」で先発出場した鈴木誠也外野手(29)は4打数1安打だった。
 今永はナ・リーグ東地区6連覇中の強豪、ブレーブス相手に7安打を許しながらも要所を締めた。初回は2四球などで2死一、二塁としたが、デュバルを低めスプリットで空振り三振に仕留めた。

 3回も2安打で2死一、三塁としたがオルソンを外角低めの93・2マイル(約149・9キロ)の直球で見逃し三振。4回は2死満塁で昨季ナ・リーグMVPのアクーニャを迎えたが、右飛に打ち取り本塁だけは踏ませなかった。

 アクーニャの打席ではハーフスイングの判定をめぐってカウンセル監督が抗議し、退場処分を受ける場面もあったが、指揮官の捨て身の行動に左腕も快投で答えた。

 今永は5回7安打無失点、8奪三振の力投で防御率は再び0点台の0・96に。ただ、打線の援護に恵まれず5回限りで降板し勝敗は付かず。日本投手では02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)に並ぶデビュー最長の開幕6連勝は次戦以降へ持ち越しとなった。

 それでも、大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、デビューから8先発で防御率0・96は、防御率が公式記録となった1913年以降、両リーグで史上4番目の好成績を残した。

 鈴木は初回1死から右前打を放ち2試合ぶりに安打をマークも、2点を追う8回2死一、二塁は中飛に倒れ、好機で凡退。打線もブレーブス投手陣を攻略できずに零敗を喫した。

 試合後、今永は「ストレートのクオリティは良かったとは思いますけど、自分自身がすごくブレーブス打線に対して慎重になって、5回までしか投げられなかったので、あともう1回投げたかった。あともう1回投げられるような投球をしたかった」と5回で98球に達したことに反省を口にした。

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