ド軍指揮官 大谷翔平の3盗塁に「I love it」50―50もお墨付き「非常に可能性の高い数字」

2024年09月03日 10:12

野球

ド軍指揮官 大谷翔平の3盗塁に「I love it」50―50もお墨付き「非常に可能性の高い数字」
7回、今季45個目の盗塁となる二盗を決めるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース11-6ダイヤモンドバックス ( 2024年9月2日    フェニックス )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第1、4打席にいずれも右前打を放って3試合ぶりのマルチ安打をマークした。また、4回に二盗を決めると、7回には二盗、三盗に続けて成功し、自己最多タイの1試合3盗塁で今季46盗塁。44本塁打を2つ上回り、史上初の50本塁打&50盗塁へまた一歩前進した。チームもナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスに快勝して4連戦を3勝1敗で勝ち越し、地区優勝へ大きく前進した。
 試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷が自己最多タイの1試合3盗塁を決めた活躍について「I love it」とご満悦。さらに「彼のアグレッシブな考え方が好きだ。あれらの盗塁は得点への状況を作り出している。ムーキーは大きなヒットを打ったが、彼らは内野手をベースに引きつけなくてはならない。投手たちも早くプレートまで投げたい。ピッチャーはゾーンでミスを犯すかもしれない。バッターにとってはプラスになる。だから、彼は使命感に燃えているんだ。そして、50―50という数字は、非常に可能性の高い数字だと思う」と史上初の50―50達成にお墨付きを与えた。

 大谷がむやみに盗塁しないことにも「その選手について知るには、その選手と多く一緒にいることが必要なんだ。そこで野球IQがわかる。私が見てきた中で一番感じたのは、彼はチームプレーヤーだ。勝利を望んでいる。そして、ジョーダン・モンゴメリーに対して、彼はひっかき回して三塁へ進んだ。これは彼がチームプレーをしていることを物語っている。野球というのは、そういうことをすることでいいことが起こるんだ。彼のシーズンを見てみると、かなり壮観だ。足の速さだけでなく、ベースランニングを見ていると、コーナーで無駄なく素早く入り、大きくふくらまない。ターンの幅が狭い。足の速さはあるが、効率よく塁を回っている」と走塁技術の高さも絶賛していた。

 大谷の打撃の状態についても「最近の彼の三振は、ゾーンの下のボーダーラインのボールばかりだ。そして、彼はフェンスに向かってスイングしていない。彼は2ストライクからはコンパクトに振る。彼は良い打席をつくり出している」と分析していた。

 初回の第1打席は左腕ロドリゲスとの対戦。カウント2―1から甘く入った内寄りのシンカーを捉えると、117.2マイル(約188.6キロ)の痛烈打球はあっという間に右前で弾んだ。しかし、続くベッツが二ゴロ併殺打に倒れて盗塁のチャンスはなかった。

 3回無死二塁の第2打席は内角へ執拗な攻めを受け、ヒヤリとする場面もあった。また、7球目をファウルした際には右膝に自打球がかすめて気にする仕草もあったが、8球目の外角スライダーを引っ張り込んで二ゴロで進塁打を放った。そして、ベッツが左前適時打を放って先制すると、右手中指骨折から復帰したフリーマンが今カード3本目の一発となる2ランを放って加点した。

 3―1の4回2死三塁の場面。ダイヤモンドバックスベンチは左腕モンゴメリーを準備させていたが、先発ロドリゲスを続投。しかし、ここはストレートの四球で歩かされた。そして、一、三塁となったところで二盗に成功。今季44個目の盗塁となる二盗を決めた。これで盗塁数も本塁打数に並び、44―44でいずれも年間51ペースとなった。

 3―1の7回の第4打席は1死走者なしの場面。左腕モンゴメリーの1ボールからの2球目の内角シンカーにやや詰まらされながらも右前に運んだ。そして、モンゴメリーのクイックモーションを盗んで二盗に成功すると、続けて三盗にも成功して46盗塁目とした。これで盗塁は年間54盗塁ペースとした。そして、ベッツが申告敬遠で歩かされて一、三塁となったところでフリーマンの犠飛を呼び込み、チームの4点目に足で貢献した。

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