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優勝目前で… ソフトバンク・近藤が右足首捻挫で出場選手登録抹消 CS出場への影響も

2024年09月18日 05:00

野球

優勝目前で… ソフトバンク・近藤が右足首捻挫で出場選手登録抹消 CS出場への影響も
16日のオリックス戦で右足首を痛めたソフトバンク・近藤 Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク2ー3日本ハム ( 2024年9月17日    みずほペイペイD )】 4年ぶりのリーグ制覇が目前のソフトバンクに衝撃が走った。16日のオリックス戦で右足首を捻挫した近藤健介外野手(31)が17日、出場選手登録を外れた。開幕から不動の5番としてリーグトップの打率.314をマークして打線をけん引。主軸を欠いたチームは日本ハム戦に敗れて、連勝が7で止まった。クライマックスシリーズ(CS)などポストシーズンにも影響が及べば大きな痛手となるだけに復帰が待たれる。
 あまりに痛すぎる事態だ。開幕から不動の5番として打線を支えてきた近藤の離脱。小久保監督は「本当はドクターストップなんですけど、本人は最後まで“やりたい”という中で、最後に確認したいと言ってきて。やっぱり自分でも無理ですと言ってきたので。仕方ないです」と説明した。

 16日のオリックス戦の4回に二盗を決めた際のスライディングで右足首を捻挫。7回に代打を送られ、試合中に大阪市内の病院へ行き、この日も福岡市内の病院で受診した。痛みに強い近藤だけにけがの程度は軽くはなさそうだ。CSなどのポストシーズンで復帰できるかについて、小久保監督は「思ったよりも早いかもしれないし…。ただ、今日の時点では“動くのは難しい”と本人から言ってきました」と話すにとどめた。

 近藤が不在となるダメージは言うまでもなく大きい。今季これまで129試合にスタメン出場し、打率・314、19本塁打、72打点をマーク。リーグで唯一の3割打者であるだけでなく、出塁率、長打率もリーグトップの数字を残してきた。あえて3番ではなく5番に置くことで相手バッテリーは一発のある4番・山川を簡単に歩かせにくくなり、相乗効果も生み出してきた。

 4年ぶりのリーグ優勝は目前まで迫っている。さらに日本一の奪回という大きな目標もある。ポストシーズンにまで影響すれば大きな痛手となるが、近藤はこれまで不屈の精神力でグラウンドに立ち続けてきた。昨季6月14日のヤクルト戦では腰を痛めたが、翌日に代打で出場。昨季はシーズン全試合出場を果たしている。

 今季も6月12日のヤクルト戦で右手を痛めるも翌日にスタメン出場。痛めた16日のオリックス戦でも治療後に一度はグラウンドに戻り出場を続けた。今回は移籍2年目で初めての離脱となる。王貞治球団会長は「クライマックスまでは時間があるからね。早く、しっかり治してもらってね」と復帰を願っていた。

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