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阪神・秋山の“オファー”に応えた筒香「打席に来てくれた」同世代たちが華を添えた最後の1球

2024年10月01日 15:55

野球

阪神・秋山の“オファー”に応えた筒香「打席に来てくれた」同世代たちが華を添えた最後の1球
ファイナルピッチで筒香に投球する秋山(左)捕手・原口 Photo By スポニチ
 タイガースの本拠地最終戦となった9月30日のDeNA戦のプレーボール30分前、1人の選手が“最後のマウンド”に上がった。
 15年の現役生活に終止符を打ち今季限りで現役引退を決めた秋山のラストピッチセレモニー。捕手役には高卒の同期入団で絆の深い原口がサプライズで登場しエモーショナルな空気に包まれた。そして、もう1つ。打席には対戦相手であるDeNAの筒香が立った。

 筒香も横浜高から09年ドラフトで入団した同世代。練習中、三塁ベンチ前で2人がしばらく会話する姿があった。実はこの時に秋山は筒香との“対戦”をオファーしたそうだ。 「練習中に話してたら(打席に)来てくれた」。当初は秋山―原口のバッテリーのみでのラストピッチで終わるはずだったが、秋山の提案を受けて両球団のマネジャーが連絡を取り合って、DeNAサイドも快く筒香を打席に送り出し、マッチアップが実現した。

 「メジャーリーグでもやっていた同級生のスーパースターなので感謝していますし、筒香の活躍も応援しています」。紆余曲折あった15年のキャリアのラストシーンは良き相棒とライバルの演出によって輝きを増した。 (遠藤 礼)

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