ソフトバンク小久保監督 DeNA丸裸だ 22年まで在籍の嶺井から情報収集

2024年10月23日 05:25

野球

ソフトバンク小久保監督 DeNA丸裸だ 22年まで在籍の嶺井から情報収集
笑顔のソフトバンク・小久保監督(撮影・成瀬 徹)  Photo By スポニチ
 シリーズ対策に秘策あり――。4年ぶりに日本シリーズ(26日開幕)に出場するソフトバンクは22日、みずほペイペイドームで全体練習。相手がDeNAに決まり、小久保裕紀監督(53)は22年まで在籍した嶺井博希捕手(33)から選手の特徴などを情報収集した。嶺井は第3捕手としてベンチ入りの可能性があり、この日から1軍合流。元“ハマのシーサー”は情報提供だけでなく、攻守でも勝利に貢献したいと意気込んだ。
 小久保監督は「もちろんです!」と質問に答えた。日本シリーズで対戦することが決まったDeNAの情報を22年まで在籍した嶺井からヒアリングしたかと問われ、「嶺井がいた期間の中での個々の選手の力量や投手の性格とか全部(聞き取りを)します。もう、したけど」と明かした。

 テレビにかじりついて前日21日の巨人とのCSファイナル第6戦をチェックしたという指揮官は「シーズンで見てない投手や球の速い投手が多い」と警戒していた。さらに情報を集めるため、フェニックス・リーグ参戦から1軍に合流したばかりの嶺井からヒアリング。少し聞き取りにくいハスキーボイスだが、情報収集は26日の日本シリーズ開幕まで定期的に行われるようだ。

 小久保監督から「縁があるな」と話しかけられたという嶺井は、DH制がない横浜での試合で第3捕手としてベンチ入りする可能性がある。今季の大半を2軍で過ごしながらの招集は、何かを持ってる。横浜スタジアムの特徴をナインから聞かれた際には「ドームではなく、屋外です」とボケてなごませた。

 チームは今季ハマスタでの交流戦で2勝1敗と勝ち越した。嶺井は今季わずか4試合の出場だが、3連戦に全戦出場。東から代打で本塁打を放つなど4打数3安打1本塁打3打点と活躍し「今回も負けられない」と鼻息を荒くしていた。

 この日の実戦形式のライブBPでは岩井から右前打とハッスルした。「少しでも力になれるように練習から死ぬ気でアピールしておきます!」。同じ沖縄出身で同学年の山川から食事に誘われるなど、愛されキャラも健在だった。

 愛称「バウさん」はDeNA時代に将棋仲間だった桑原に名付けられた。かつての“ハマのシーサー”が元同僚たちの個性を丸裸にする。どんな形でもチームに貢献したいという一心だ。
(井上 満夫)

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