「不適切にもほどがある」最終回 市郎&ゆり“ヒーローインタビュー”ネット爆笑「おたまで 理想の夫婦」

2024年04月02日 10:30

芸能

「不適切にもほどがある」最終回 市郎&ゆり“ヒーローインタビュー”ネット爆笑「おたまで 理想の夫婦」
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」最終回(第10話)。小川ゆり(イワクラ)による“ヒーローインタビュー”に応じる小川市郎(阿部サダヲ)は…(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務め、1月クール最大の話題作となったTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は3月29日、15分拡大で最終回(第10話)を迎え、完結した。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏&阿部&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプライアンス社会に一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、インターネット上で大反響を巻き起こした。

 最終回は「アップデートしなきゃダメですか?」。タイムマシンの運行も残り1往復。小川市郎(阿部サダヲ)は犬島渚(仲里依紗)を連れ、ついに昭和に戻った。しかし、令和に馴染んだ市郎の内面は変化し、アップデート。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、自分たちの未来に思いを巡らし…という展開。

 渚は昭和の小川家を訪れ、小川純子(河合優実)に再会。仏壇の遺影を目にし、純子の母・小川ゆり(イワクラ)のことを聞く。純子は“ちょっと変な”エピソードを明かした。

 ゆり「(お玉をマイク代わりに)市郎さん市郎さん、今日のお昼は何を食べましたか?」

 市郎「そうっすね、妻の愛妻弁当を頂きました」

 ゆり「特に何が美味しかったですか?」

 市郎「そうっすね、ささみフライと、やっぱり卵焼きが甘くて美味しかったですね。それが勝利につながりましたね」

 ゆり「晩ごはんのおかずは何だと思いますか?」

 市郎「(長嶋茂雄氏の口癖風に)ん~どうでしょう~。カレーのにおいがプンプンしてますが」

 ゆり「最後に奥さまに一言」

 市郎「ゆりちゃん、宇宙一愛してるよ」

 ゆり「ゆりも~」

 毎晩だったいうプロ野球のヒーローインタビュー風のやり取り。SNS上には「何のヒーローインタビューやねんw」「ヒーローインタビューごっこは理想の夫婦」「おたまでヒーローインタビューする奥さん、面白い(笑)」などの声。視聴者の和みや爆笑を誘った。オンエア後は“ふてほどロス”が広がっている。

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