テレビ東京の石川一郎社長は30日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、4月に本格始動した、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントの受け皿となるマネジメント会社「STARTO ENTERTAINMENT」に所属するタレントの今後の起用について言及した。
同局は昨年9月の定例社長会見で、「調査の申し入れ」をしたほか、同14日には書面で経営改革などの対応を急ぐよう求めたと報告。具体的な成果を得られたと確認できるまでは、同事務所への「新規の出演、依頼は極めて慎重に判断する」との方針を表明し、以降一貫して同事務所所属タレントの新規起用を見合わせている。
4月の会見でもその姿勢は崩さず「世間の皆さんに納得していただけるようなものが出ないと、ハードルは越えられないと思っている。これからもコミュニケーションを取っていきたい」と説明していた。
今回の会見でも、この方針について石川社長は「全く変わりません」と語った。