トータス松本 アパレル会社がコロナ助成金不正受給で代表取締役を辞任 役員報酬受け取っていたかは不明

2024年05月30日 05:00

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トータス松本 アパレル会社がコロナ助成金不正受給で代表取締役を辞任 役員報酬受け取っていたかは不明
トータス松本 Photo By スポニチ
 人気バンド「ウルフルズ」のトータス松本(57)が、代表取締役を務めるアパレル会社がコロナ下に「雇用調整助成金」を不正受給していたと「文春オンライン」が29日、報じた。トータスの所属事務所は、公式サイトで「(トータスは)事実を全く認識しておりませんでした」と説明した。
 「…オンライン」や、30日発売の「週刊文春」によると、トータスは義父と共にアパレル販売を手がける「株式会社アサクラ」の代表取締役を務めていた。同社ではコロナ下に、社員が働いていたにもかかわらず出勤のスケジュールを調整し、国から助成金をもらっていたと報じられた。昨年、労働局の調査が入り不正が判明。会社は受け取った助成金や違約金などを合わせて1億数千万円を返還したという。

 報道を受け、義父は週刊文春の取材に「間違いありません」と事実を大筋で認めつつ「(不正は)ただ1件。担当と社労士の間で情報が伝わってなくて起きたミス」と弁明した。トータスが今回の不正に関わっていたかについては「全く知らない」とした。トータスも同誌の取材に「情けない話なんですけど、知らなかった」「正直、会社の仕事してなかった」などと関与を否定した。

 今回の事態を受け、所属事務所は「本件報道の内容をトータストータスも重く受け止め、責任を痛感しており、信頼回復に努めてまいります」と報告し謝罪。併せてトータスがアサクラ社の代表取締役を辞任したことも伝えた。

 トータスは自身の立場について「名前貸ししているだけ」との見解を示しているが、同社から役員報酬を受け取っていたかなどは疑問が残る。こうした疑問について、アサクラ社は本紙の取材に「代表が不在のため、質問にお答えすることはできません」とした。

 ▽新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金の特例措置 新型コロナにより事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るために要した費用(休業、教育訓練、出向など)を助成する制度。この場合、中小企業は負担額の5分の4、大企業は3分の2が助成される。売上高が最近3カ月の月平均が前年同期に比べて10%以上減少している、などが条件。

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