山口真由氏 星野源巡る憶測拡散を法的解説「一般人の基準で特定できれば…名誉毀損に該当すると」
2024年05月30日 16:16
芸能
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東大在学中に司法試験に合格し、米ニューヨーク州の弁護士資格も持つ山口氏は、この問題について言及。「名誉毀損も、街の人たちが“これはこの人だ”って分からなくても、そのフォーラムに参加している人とか、インフルエンサーの投稿をフォローしている人たちの間の一般人の基準で特定できれば…実際、この人は星野さんだとネット上で騒ぎ始めたわけですから、名誉毀損に該当すると思います」と、自身の見解を示した。
今後、裁判になった時の展望については、「訴えられた側は公共性、公益性があるとか、真実と信じる相当な理由があったみたいなことを証明していくことになる」と解説した。
また山口氏は、日本の名誉毀損裁判の問題点を指摘した。「日本はとにかく名誉毀損の時の精神的な慰謝料が低いんですよ。本当に低い。心の傷、信頼、社会的地位とか目に見えないものとか、ものすごく低く評価されている」。米国で、小学校で起きた銃乱射事件を「でっち上げ」と話したパーソナリティーに対し、名誉毀損で数十億という損害賠償を請求された裁判を例に、「だから私は、星野さんの事務所はぜひこれを訴えて、社会に問うていくべきだと思う。本当にこんなことが許されるのか。一瞬で人は築き上げたものを全部なくすような、暴露系の人たちが許されるのか、問うていくべきだと思いますね」と、毅然とした態度を示すべきだとした。