唐沢寿明 「白い巨塔」山崎豊子さんとの初対面でガチ酔い「何かおもしろい男だねって」

2024年06月24日 15:47

芸能

唐沢寿明 「白い巨塔」山崎豊子さんとの初対面でガチ酔い「何かおもしろい男だねって」
唐沢寿明 Photo By スポニチ
 俳優の唐沢寿明(61)が、23日放送のTBS系「日曜日の初耳学SP」(後9・00)に出演し、直木賞作家の故・山崎豊子さんとのエピソードを語った。
 58年に「花のれん」で直木賞を受賞。その後も「大地の子」「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「二つの祖国」「沈まぬ太陽」と数々の大作を世に送り出した。

 唐沢は03年からフジテレビで放送された「白い巨塔」に主演。大学病院で恩師である教授のいすを狙う、野心あふれる天才外科医・財前五郎を演じた。

 出演が決まった後、唐沢は山崎さんと対面したという。「『白い巨塔』をやらせていただいた時に、山崎豊子先生とお会いしたんですよ。財前っぽく会いに行ったんじゃなくて、普通に“あ、どうも。よろしくお願いします”みたいな感じで行ったら、“あんた、軽いね”って言われて。“本番はちゃんとやりますけど、今はこういうタイプなんで、すみません”って言ったら、“あんた大丈夫なの?できるの?本当に”って」。財前のキャラクターとは正反対な唐沢の軽さが、山崎さんを不安にさせたという。

 唐沢はその席で、酒も入りいい酔い加減に。「その時も“もういいや”と思ってビールをがぶ飲みしてたんですけど。ベロベロになって“先生、もういいじゃないですか?決まったんだから”とか言ってたら、“あんた、何かおもしろい男だね”って言われて。“あんた、頑張んなよ?”って言われて」。酒の力も借りつつ、山崎さんに人柄が認められたという。「“何とかやりますから。でも失敗したらごめんなさい”って。“何言ってんの!あんた!”、“すみません、すみません”って」と、山崎さんとのやりとりを振り返っていた。

 78年に田宮二郎さん主演でドラマ化され、大ヒット。その25年ぶりリメークという大役だった。「撮影もしてないのに、相当たたかれましたもん。新聞とかで」と唐沢。前評判には唐沢に懐疑的なものもあったというが、見事に演じ切った。

 前評判を覆したことに、唐沢は「時代にもしかしたら合っていたのかもしれませんね」と自己分析した。09年には同じ山崎さん原作でドラマ化された「不毛地帯」にも主演した。山崎さんにもすっかり気に入られたようで、「山崎さん、あれだけ僕にガンガン言ってたのに、“次の『不毛地帯』もあんたやりなさいよ”って言われて。“あれ、先生話違うんじゃないですか?”って」と振り返っていた。

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