平野美宇 東京五輪選考の重圧で引きこもり状態に 母が掛けた「辞めていいよ」の真意とは
2024年06月24日 23:06
芸能
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そんな時、真理子さんが平野にかけた言葉は、意外な一言だったという。
「辞めていいよ」
「“帰っておいで、山梨に”って。“山梨で新たな夢を見つけて、第2の人生を一緒に歩めばいいよ。山梨に帰っておいで”って言いました」。重すぎる肩の荷をすべて下ろして、楽になってほしい――。一見、そんな思いにも受け取れるが、真意は違った。
真理子さんは「私が一番言いたかったのは、“辞めていいよ”じゃなくて、本当の言葉の内側は、美宇がどうしたいのか?ここで本当に辞めたいのか?本当は辞めたくないけど、いろんな雑念で卓球に向き合えないだけなのか?本当はオリンピックの夢をあきらめたくないのか?」と説明。「本当にあきらめて、第2の人生を歩むのか。歩みたいと思っているのか。本当のあの子の気持ちに向き合ってほしかった」と振り返った。
そんな言葉を受けた平野は、女子団体の枠に滑り込み、見事に代表入り。東京五輪ではその団体で銀メダルを獲得し、復活を遂げた。