六角精児 俳優業のきっかけになった大舞台出演「そこに出た時に、お芝居でやっていこうかなと」
2024年07月13日 18:06
芸能
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卒業後には、その先輩が立ち上げた劇団に入団。当時の六角は浪人生だったが、「“勉強に支障のないようにしてくれる”と言われたんですよ。実際、僕にせりふなかったですから。第1回の公演は。僕に負担をかけないようにしてくれた」と、受験勉強と両立させながら活動を続けたという。
しかし、これで芝居への愛が目覚めたわけではなかった。「何でこんなことするんだろうと思ってました。(舞台に)立ったら“いいね”と言われるから立ってた」。現在でもその劇団に在籍したままだといい、「正確に言えば劇団員なんです。俳優というより、劇団員なんです」と打ち明けた。
「いつかこういうことをやめた上で、卒業してから普通の社会人になるんだと思ってました」。俳優になるつもりもなかったが、「それがやめる機会を失ったというか」と、そのまま芝居を続けていたという。
大都市の誘惑から、大学からは足が遠のく六角だったが、芝居では一つ、顕著な足跡を残した。「進級できないけど、劇団が少しずつ知られてきて、たとえば紀伊国屋ホールというところがあって、あそこのホールというのは、一つの達成感がある。ステータスが」といい、「そこに出た時に、これもうお芝居でやっていこうかなと思ったんです」。大舞台に立ったことが自信になり、俳優として覚悟を決めたことを明かした。