日テレ、寄付金着服で逆風の「24時間テレビ」は「視聴者の理解を考え総合的に判断」 総合司会は上田晋也
2024年07月29日 14:09
芸能
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「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送(鳥取市)の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出していた。
さらに、昨年まで21年連続で旧ジャニーズ事務所のタレントがメインパーソナリティーとして“番組の顔”を務めてきたが、旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントの受け皿となるマネジメント会社「STARTO ENTERTAINMENT」所属タレントの起用が困難な状況となっていた。
同局の福田博之氏は「今年はどのような内容でお送りするのが視聴者の方にご理解いただき共感いただけるか、総合的に判断した中で決めました」と説明。STARTO社タレントの起用については「STARTO社社所属のタレントの皆様にも、他の事務所の方と同様に番組の趣旨に合致された方々にはお声がけしている」と説明した。
SNSでは、「24時間テレビ」の放送に批判的な声も上がっている。これらを踏まえ、同局はチャリティーの在り方を再考。同局はメインパーソナリティーを廃止し、47回目にして初めて番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更した。