夢を追い続けたUNICODEハナの物語…背中を教えてくれた恩師の言葉【ソロインタビュー連載第1回】
2024年08月01日 11:10
芸能
![夢を追い続けたUNICODEハナの物語…背中を教えてくれた恩師の言葉【ソロインタビュー連載第1回】](/entertainment/news/2024/08/01/jpeg/20240801b000413K1006000p_view.webp)
「東京で最後となるリリースイベントを汐留で行ったときのファンの方からのサプライズです。このイベントの次は大阪へ向かう予定だったので、ファンの方々が『大阪には行けないけど、頑張ってきてね』という応援メッセージのパネルを作ってきてくれて、それを見てメンバー5人で感動して泣いてステージを終えました」
――イベントを重ねていって、ファンの声援や応援の変化を感じましたか?
「はい、すごく感じます。例えば、ダンスの途中でファンの方からいただく応援コールです。最初は私たちを知ってくださっている方が少なかったのですが、徐々に増えていきました。そのコールを聞く度に笑顔で踊ることができます」
――日本と韓国で違いはありますか?
「ファンとの距離が日本は近いというのは感じます。日本に来てから初めてリリースイベントを経験しました。客席とステージの距離があれだけ近い中でパフォーマンスをするのは初めてだったので最初はとても緊張しました」
――ファンの反応に日韓の違いは?
「韓国では『メンバー全員韓国人だと思いました』っていう声を聞きました。日本でも『(韓国人だと思っていたので)みんな日本語が上手だから最初は戸惑った』っていうのはたくさん聞きました」
――K-POPグループのメンバーになることを目指した理由は?
「元々TWICEさんの大ファンでした。この業界を目指す前に一度、東京ドーム公演に行った時にパフォーマンスを見て凄く感動しました。それと同時に、実際あのステージに立ったらどんな景色が見えるんだろうという想像を会場でしていました。私もいつかあのステージに立ちたいと決心して、K-POPアイドルになることが私の夢になりました」
――決めてからどのように行動しましたか?
「高校卒業後すぐに、両親の反対を説得して韓国に留学しましたね。韓国にボーカルダンスアカデミーがあって、そこで週2、3回行われているオーディションを毎回受けて、レッスンも受けて、語学学校にも通う生活でした」
――韓国語は日本で事前に勉強していたんですか?
「あいさつ程度です。それに加えてハングルがちょっと読めるぐらい。全く会話できない状態で渡韓しました。初めての1人での海外だったので、言語も何もできないまま行きました(笑い)」
――家族の反対をどう説得しましたか?
「『なりたい』という強い意思を何度も伝え、家族会議を重ねて説得しました。何度も泣きました。あの頃は凄く大変でした。最終的には『ハナがしたいことだから、人生1度きりだし、若いうちに挑戦しておけ』ということで、両親も応援してくれました」
――留学中、日本に戻ってくることはありましたか?
「私は留学を2回経験しています。1回目は約9カ月間、韓国で過ごしました。何度かオーディションを受けたんですが、結果が出ませんでした。それで一度日本に戻りましたが、どうしてもあきらめきれずアルバイトをしながらお金を貯めて、もう一度韓国に行くことにしました。それでも結果が出ず日本に戻って大学に通い始めたところに、メンバーのSOOAH(スア)ちゃんから連絡をもらって韓国に行くことになりました。当時、大学の先生が『夢を持っていても行動に移せる人は本当に少ない。だから誇りを持って挑戦しなさい』と言ってくださり、それが最後の一押しになりました」
――韓国に行くことを決めた時の友人の反応は?
「私は家族や親しい身内だけに報告しました。今も友人たちが知ってくれているかどうかは分からないんです。メンバーもほとんどが急に先輩や友達から連絡が来たと言い始めています。7月23日のデビュー日に大学の先生から『元気にしていますか?』と連絡をいただいて、凄いタイミングだなと思ったのでこれを機に報告しました。そうしたら、先生が『そうですよね。会議中にハナさんをネットニュースで見たんですよ』とおっしゃっていて、凄くびっくりしました。とても嬉しかったです」
――出身地と、その地方の思い出やアピールポイントについて教えてください
「新潟県長岡市の出身です。長岡といえばやっぱり長岡花火ですね。高校生の頃、ダンス部に所属していて毎年長岡花火の期間中にパフォーマンスをしていました。いろんなグループが出演する中で私たちも道路のど真ん中でパフォーマンスをしていました。屋台がたくさん並んでいたので、パフォーマンスが終わった後は部活のメンバーと一緒に食べ歩きをしながら『じゃあ、また明日会おう』と過ごしていました」
――韓国での生活を経験して、気づいた日本の良さはありますか?
「どっちも過ごしやすいですが、日本ではトイレとお風呂が別々ですが、韓国では一緒なので、誰かがシャワーを浴びているとトイレに行けなかったり。そこは日本の便利さを感じました。あとは小さなことですが、日本のラップ(フィルム)はサクッと切れて使いやすいです」
――グループ名を検索するとIT用語の「Unicode」が上位に出てきます。検索するときに自分で実践したり、おすすめの方法はありますか?
「『UNICODE アイドル』と検索していただければすぐに出てくると思います。SNSではハッシュタグを使って検索するのもおすすめです」
――目標にしているグループやアーティストはいますか?
「TWICEさんです。特にサナさんの姿勢から学ぶことが多いです。ダイエットのモチベーションとして、サナさんの全身ショットをスマホのホーム画面とロック画面にして持ち歩いてました。お菓子とか我慢できないときは、画面見ながら『このようになるまではダメだ』という風にモチベーションを高めていました」
――個人やグループとして達成したい目標は?
「夢としてはワンマンコンサートや紅白歌合戦への出場、東京ドームでの公演など、長く愛されるグループになりたいです」