撮影禁止のフジロック ルール破る観客続出で賛否も…人気バンドマンが「変える必要なんてない」投稿反響

2024年08月01日 12:36

芸能

撮影禁止のフジロック ルール破る観客続出で賛否も…人気バンドマンが「変える必要なんてない」投稿反響
「SiM」MAH公式インスタグラム(@mahfromsim)から
 「FUJI ROCK FESTIVAL'24」(7月26日から、新潟・苗場)でのルールを巡り、一部で論争が起きている。ロックバンド「SiM」のボーカル・MAHが自身のX(旧ツイッター)を更新し、この問題について言及した。
 フジロックでは、公式サイトにおいて「会場内にカメラ・ビデオカメラ等の持ち込みは可能ですが、出演アーティストの撮影は禁止です。又、録音機器の場内への持ち込みは一切禁止です」と注意事項が記載されているが、実際には、ルールを破る観客が後を絶たない状況。7月27日に出演した独エレクトリック・バンド「クラフトワーク」は、坂本龍一の監修による日本語詞で「Radioactivity(放射能)」を披露したが、一部の観客がライブを撮影、ネット上にアップしたことで拡散され、物議を醸していた。

 撮影禁止の規制を巡っては、SNS上で「アーティストも黙認していると思う」という声や、ルール改正を訴える声、ルール違反への糾弾など、さまざまな意見が投稿された。

 これを受けMAHは、「海外のライブは撮影OKだ」と主張する投稿をリポストし「てかそんなにライブって撮影したいもの?スマホ出さずに楽しめてるならそれが一番では?」とコメント。

 「日本でも撮影OKになったとして 最初はみんな記念にちょこっと撮るくらいだろう でもそのうち一眼やGoPro持ちこむやつが出てくる セットリスト全部録画、YouTubeにあげて小銭稼ぐやつが出てくる インフルエンサー様がライブ中にバズる動画撮り出す そして客が客を撮り出す アーティストのライブは『動画のBGM』に成り下がる」と、規制緩和の先を見据え「絶対そうなる。海外はなってる。 先にあるのは『自由』 さらにその先に『無法地帯』」と違法行為が横行する危険性を指摘した。

 自身も海外でツアーを行ってきたが「海外公演でThe Rumbling演奏する瞬間の 全員がカメラ向けてくる時の気味の悪さったらないですよ 最前列の子の目を見て歌っても、スマホぐぃーーってこっちに突き出してその子は画面見てるから(目)が合わない(笑) 動物園の檻の中みたい アーティスト側は喜んじゃいないよ 海外じゃあもう規制のしようがないから諦めてるだけ」と、決して撮影に寛容ではないことを伝えた。

 「日本は国民性のおかげで まだ『撮影禁止』が通用する それでいい 変える必要なんてない」と訴え「『ライブ中誰もカメラを出さないし、私語もない。最初は驚いたけど、アーティストへのリスペクトだって気づいて感動したよ』 外国人アーティストと話すと彼らもそう言いますよ この特殊な文化を誇るべきだと思う」と記した。

 この投稿は、1時間足らずで約5000件以上リポストされる反響を呼び「マジでこれよ」「これが最適解では?」「正論」「わっっっかる」「ほんまこれ」「これに尽きる」「すげー共感」などの声が寄せられている。

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