“エアコンなし”選手村 暑さ対策各国で差?ルーマニア選手「暑い」「テラスのドアを一晩中開けている」

2024年08月01日 07:57

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“エアコンなし”選手村 暑さ対策各国で差?ルーマニア選手「暑い」「テラスのドアを一晩中開けている」
<パリ五輪>五輪マークとエッフェル塔(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 英大手紙「ザ・ガーディアン」の電子版は1日までに、パリ五輪の“エアコン問題”について報道。当初は環境に配慮し、選手村の部屋にエアコンを設置しない方針だったが、多数の苦情を受け、各国の代表団が自費で移動式エアコンをできるようにした。しかしこれが国によって暑さ対策に差が出ているという声が上がっていると報じた。
 同紙は「パリ五輪の主催者、選手村の灼熱の部屋が“2層構造の大会”という批判を否定」と題した記事を投稿。「エアコンを導入したフランスチームなどは快適に眠れているが」と前置きした上で、エアコンを導入していないルーマニアの卓球女子代表のベルナデッテ・スッチ選手のコメントを紹介。「暑さからテラスのドアを一晩中開けている」とし「この扇風機しかなく、それでは足りません」とした。

 続けて「以前はそこまで暑くなくラッキーでしたが、今は部屋の中がとても暑いと感じます。扇風機は十分に強力ではなく、向いている時は良いですが、回転すると感じません。夜はテラスのドアを開けて寝ています」と語ったという。

 記事によると“エアコン問題”は大会開催前から議論を呼んでおり、環境に配慮し、エアコンの代わりに建物の下に冷水をポンプで送り込む地熱水システムで選手の部屋を涼しく保つことを約束。パリ大会は総炭素排出量を過去のオリンピックの半分に減らすことを目指している。しかし自費でエアコンを設置している国(米国、フランスなど)もあるため、国によって部屋の快適さに差が生まれていることが問題視されている。

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