レスリング金・文田健一郎「一番悔しい出来事」 東京の銀メダルを奥へしまい…鍛錬の3年間
2024年08月16日 14:42
芸能
グレコローマンスタイルは、腰から下への攻めが禁じられている種目。文田は「海外の選手は力、瞬発力がすごく強い」としつつ、自身の戦いぶりを解説した。「6分間通して相手からポイント取ろうというタイプなので、相手の瞬発力をいなしつつ、かわしつつ、常に6分間前に出て、自分の試合展開を作るというかわし方、戦い方をしてきた」。3年間、それを磨き上げて迎えた、パリの舞台。「試合運び、内容的には自分がこの3年間作ってきた、自分自身のレスリング、グレコローマンというのを全部出せた」と振り返った。
金メダル直後のインタビューで、文田は「東京の時の自分なんかコテンパンにできるくらい強いので、僕は」と断言していた。3年間で力だけでなく、自信を積み上げたあかしでもあった。「次のパリオリンピックで必ず金をという思いで3年間、やってきたので、その思いが実ってしっかり金メダルを獲得できて、本当に良かった。この3年間があったから、金メダルを取れたなって実感しています」としみじみ語っていた。