レスリング金・文田健一郎「一番悔しい出来事」 東京の銀メダルを奥へしまい…鍛錬の3年間

2024年08月16日 14:42

芸能

レスリング金・文田健一郎「一番悔しい出来事」 東京の銀メダルを奥へしまい…鍛錬の3年間
文田健一郎(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で金メダルを獲得した文田健一郎(28=ミキハウス)が16日、フジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)にゲストとして生出演し、21年東京五輪からの3年間を振り返った。
 地元開催の東京大会では、決勝で敗れて銀メダル。立派な成績だったが、文田にとっては悔しさの象徴でもあった。「東京オリンピックで銀メダルだったことが自分の中で一番悔しい、人生で一番悔しい出来事だった」。有美夫人(37)も試合後のインタビューで、「東京オリンピックの銀メダルとかも、お家のテレビ台の下の奥にしまってあって、必要な時だけ出して持って行くんですけど、すごくかわいそうで、あのメダルが」と、銀メダルを不憫に感じていたという。それだけに「もう少し愛してあげて欲しいなとずっと思っていたので、あのメダルが報われる感じがして」と安堵(あんど)を口にした。

 グレコローマンスタイルは、腰から下への攻めが禁じられている種目。文田は「海外の選手は力、瞬発力がすごく強い」としつつ、自身の戦いぶりを解説した。「6分間通して相手からポイント取ろうというタイプなので、相手の瞬発力をいなしつつ、かわしつつ、常に6分間前に出て、自分の試合展開を作るというかわし方、戦い方をしてきた」。3年間、それを磨き上げて迎えた、パリの舞台。「試合運び、内容的には自分がこの3年間作ってきた、自分自身のレスリング、グレコローマンというのを全部出せた」と振り返った。

 金メダル直後のインタビューで、文田は「東京の時の自分なんかコテンパンにできるくらい強いので、僕は」と断言していた。3年間で力だけでなく、自信を積み上げたあかしでもあった。「次のパリオリンピックで必ず金をという思いで3年間、やってきたので、その思いが実ってしっかり金メダルを獲得できて、本当に良かった。この3年間があったから、金メダルを取れたなって実感しています」としみじみ語っていた。

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