「光る君へ」一条天皇も感嘆 彰子発案「源氏物語」豪華冊子作りにネット沸く「眼福」「現存していたら」

2024年10月03日 10:30

芸能

「光る君へ」一条天皇も感嘆 彰子発案「源氏物語」豪華冊子作りにネット沸く「眼福」「現存していたら」
大河ドラマ「光る君へ」第37話。藤原彰子(見上愛・左から2人目)が発案し「源氏物語」は美しい冊子に(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は9月29日、第37話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第37話は「波紋」。中宮・藤原彰子(見上愛)が一条天皇(塩野瑛久)の皇子を出産し、まひろ(吉高由里子)と藤原道長(柄本佑)は喜びを分かち合う。2人の親密さが噂になる中、彰子がまひろの物語を冊子にして天皇への土産にしたいと希望。まひろをはじめ、女房たちは豪華本を作ることに…という展開。

 寛弘5年(1008年)。「紫式部日記」にもある「源氏物語」の冊子作りが描かれた。

 彰子は自ら紙の色を選ぶ。「光る君が見つけた若草のような娘の巻は、若草色がよいであろうか。藤壺の宮の藤色であろうか」。各巻の清書は藤原行成(渡辺大知)らの能書家が手掛けた。

 番組公式サイトによると、今回の映像化は、1枚の料紙を2つに折り、折り目の外側に糊を付けて貼り重ね、表紙を加える「粘葉装(でっちょうそう)」という書物装丁の一つを採用した。

 5枚ほどの料紙を仮綴じ。それらに針で赤い紐を通し、ひとまとめ。余白の部分を切り落とし、金箔や銀箔などをあしらった表紙を加える。最後に「題簽(だいせん)」という巻の題名を記した紙片を貼り、完成となる。

 手に取った一条天皇(塩野瑛久)も「おお、これは美しいのう」と感嘆。彰子の発案と知ると「うれしく思うぞ」と喜び「三十三帖か。大作であるな」「(続きに)それは楽しみである。大いに励め」と、まひろに声を掛けた。

 SNS上にも「美しい冊子作りの過程が眼福すぎて、ずっと眺めていたかった」「現存していたら国宝確定」「豪華本を作るシーン、圧巻だった」「粘葉装の工程がこんな丁寧に映像になるとは」「冊子の作り方がじっくり見られて、眼福でありました。美しい装丁にうっとり」「冊子を作る雅な情景に圧倒されました」「平安時代の同人誌作りの映像化、楽しすぎる」などの声が続出。反響を呼んだ。

 次回は第38話「まぶしき闇」(10月6日)が放送される。

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