政治ジャーナリスト 衆院選の情勢分析「この段階が私がどっちかと聞かれれば、ギリギリ…」
2024年10月22日 14:26
芸能
争点は自民・公明の与党で過半数(233議席)を維持できるか。
現在の情勢について、青山氏は「(総理大臣が)石破さんになった時は支持率50%になった。岸田さんの倍になったんですよね。確かに発足時にしてそんなに高くはないけど、成功だったと言って良かったと思う。石破さんって自説、石破カラーを封印しちゃったじゃないですか。予算委員会までやって論議を国民に見せてから、解散するって言ってたのに一番最短での解散を選んだ。要はうそつき呼ばわりされた。そのあたりから急に陰りが出てきて、陰ってくから、焦って非公認の話をした。これで少し盛り返したんです。だけど、今は選挙報道が裏金議員が苦戦だとか、裏金議員の選挙に密着とか、裏金の話ばっかりに行く。これでまた情勢が悪くなってきてるっていう今、ここの段階です」と現状について解説した。
裏金議員の非公認の動きは「裏金問題に厳しく対応しないと、支持率が戻るってことがなかった。背に腹は変えられなかった」と分析した。
今回の選挙がそこまでの盛り上がりを見せていないとの指摘から「民主党政権ができたときは投票率が60%超えたわけですから。これまで政権交代まである選挙だから、有権者の1票の重さが、緊張感を持って、ぜひ投票に行ってもらいたい」と呼びかけた。
そのうえで、青山氏は「選挙の予測って難しいんです。投票率とか、これからの情勢の変化もある」と前置きしたうえで「だけど、この段階が私がどっちかと聞かれれば、ギリギリで自公は過半数を維持できるんじゃないか、と思います」とした。
各メディアでは「自公で過半数微妙」との指摘が相次いでいる。
それでも、青山氏は現状としては「私は233も若干超えてくるんじゃないかと今は見ています」と主張。その理由として「やっぱり野党が乱立しているところが多すぎて、そういうところは地力が勝るところが大きい。背水の陣になっていますから、いろいろ業界団体とかいろいろな支援者を掘り起こしていけば、ギリギリ勝ち残っていくところが出てくるんじゃないか」とした。