工藤静香 熱烈歓迎の♪嵐を起~こして 31年ぶり香港公演 新しい思い出をつくりたい 2時間18曲熱唱

2024年10月26日 05:00

芸能

工藤静香 熱烈歓迎の♪嵐を起~こして 31年ぶり香港公演 新しい思い出をつくりたい 2時間18曲熱唱
31年ぶりに香港でコンサートを開催した工藤静香 Photo By 提供写真
 歌手の工藤静香(54)が31年ぶりとなる香港公演を開催した。香港中心部の繁華街・旺角(モンコック)にあるマックファーソン・スタジアムで24日夜、1993年以来となるライブを行い、詰めかけた1500人のファンの新たな思い出の一ページを刻んだ。
 鮮やかな黄色のロングドレスをまとった歌姫を大歓声が包んだ。「大家好、我係工藤靜香(こんばんは、工藤静香です)」。広東語でのあいさつに「シズカー!」「ダイスキー!」という日本語の大声援と、拍手の音が響く。31年ぶりの再会に香港が歓喜した。

 前回は自身初の海外公演となったアジアツアーだった。当時の香港は日本曲のカバーが大ヒットし、テレビでは日本の番組が放映されるなど、日本文化が香港っ子を魅了。静香も「慟哭」などがカバーされ、出場したNHK紅白歌合戦が放送されるなど香港ファンの心をつかんだ歌手の一人だった。

 そんな当時のファンの熱い思いが今回の公演を実現させた。きっかけは昨年9月、台湾で30年ぶりに行われた静香の公演。約2000人の熱狂は香港まで伝わり、ファンは「次は香港で!」と熱望。31年間、公私にわたり香港を訪れてきた静香側がその思いを受け止め、実現に至った。

 「希望同大家一齊懷緬同埋留低新既記憶(皆さんと懐かしみ、そして新しい思い出をつくりたい)」との宣言通り、80~90年代の名曲「嵐の素顔」「メタモルフォーゼ」などに加え、7月発売の7年ぶりのオリジナルアルバム「明鏡止水」からも多くの楽曲を披露。ファンたちはその姿をじっと見つめ、聴き入った。広東語と英語で語りかける静香のMCには「カワイイヨー!」「ニホンゴでダイジョウブダヨー」と温かい声援が上がった。

 最後は静香が手に着けていたアイテムを、親子で来場していたファンにプレゼントするサプライズ。2時間で18曲を届け、名残を惜しみながら「ニアフューチャー、アイルカムバック」と約束。香港は熱い夜に酔いしれた。(高原 俊太)

 ≪地元ファン「アイラブユー」≫31年前の静香を見られた人も見られなかった人も、熱い思いがあふれた。現地でダンススクールを経営する40代男性は、前回の公演に足を運んでいた。1990年代に香港で放映されていた日本のテレビを見てファンになり「香港で見ることはもうできないと思っていたから、本当にうれしい。“アイラブユー”と叫びたい!」と大興奮。当時参加できなかった47歳の男性は、日本や昨年の台湾に足を運び、声援を送り続けてきた。「香港で静香さんを見るという念願がかなって良かった」と感激の面持ちだった。

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