石原良純 叔父・裕次郎さんが起こした社会現象「自分ができないことを裕ちゃんがやってくれる」
2024年10月26日 20:01
芸能
裕次郎さんは1956年、兄の石原慎太郎さんが芥川賞を受賞した「太陽の季節」の実写映画に出演。これが映画デビュー作となった。脇役だったが、その将来性を強く感じた日活は、同作公開の2カ月後に裕次郎さん主演の映画「狂った果実」を公開。裕次郎さんはスターダムに上がっていく。
「太陽の季節」をきっかけに“太陽族”と呼ばれる若者も現れるなど、社会現象となった。また、過激な描写から上映を見合わせる映画館も全国で相次ぎ、作品ごとに鑑賞にふさわしい年齢を決める映画倫理機構(映倫)が生まれた。
良純は「当時は映画の中にしかなかった世界。船も、ヨットもそうだし、銀座の街を歩くなんてのもそうだし、日本中の人はほとんどできなくて、みんなこれを見て憧れていた。憧れが全部詰まっていた。自分ができないことを裕ちゃんがやってくれる」と、当時の裕次郎さんの影響力がいかに大きかったかを熱弁していた。