石原良純 叔父・裕次郎さんの銀幕デビューの意外なきっかけ明かす「それができる人間がいないんで…」

2024年10月26日 19:45

芸能

石原良純 叔父・裕次郎さんの銀幕デビューの意外なきっかけ明かす「それができる人間がいないんで…」
石原良純 Photo By スポニチ
 タレント石原良純(62)が、26日放送のテレビ朝日系「Z世代の知らない!昭和レジェンド図鑑」(後6・30)に出演し、叔父で昭和の大スターだった石原裕次郎さんの若き日について語った。
 番組には多くのZ世代タレントが出演し、裕次郎さんの若き日からデビューに至るまでの数々の伝説が紹介された。

 裕次郎さんは1956年、兄の石原慎太郎さんが芥川賞を受賞した「太陽の季節」の実写映画に出演。これが映画デビュー作となった。しかし、この時は主演ではなく、長門裕之さんが演じた主人公と同じボクシング部の部員役だった。

 実は裕次郎さんは、この映画に別の役どころで参加する予定だったという。番組では、「徹子の部屋」に出演した際の裕次郎さんのトーク場面をVTRで紹介した。「うちの兄が書いた『太陽の季節』という小説がありまして、あれを日活で映画化するというので。ヨットに乗るシーンがあるんだけど、ヨットの指導をしてもらいたい、吹き替えもやってもらいたいと。アルバイトとして、僕の友達とやろうじゃないかなというんです」と話していた。

 裕次郎さんといえば、海の街・逗子市にも住み、ヨットを愛する海の男としても知られた。良純によると、当時の日本で、ヨットを操れるような人は数えるほどだったという。「だって、ヨットを動かせる人間なんていなかった。ヨットなんてものは、葉山とかあのへんの一角にしかなかったし、それができる人間がいないんで、手伝ってくれというのが本当のきっかけだった」と説明した。

 そんな中、映画プロデューサーの水の江瀧子さんから現場で急に出演を勧められ、急きょ同作に出演することに。さらに、その将来性を強く感じた日活も、急きょ裕次郎さんを主演にした映画の製作を決定。それが「狂った果実」で、「太陽の季節」公開のわずか2カ月後に公開された。原作は慎太郎さんで、裕次郎さんのためにわずか8時間で仕上げた作品だった。

 出演に際し、裕次郎さんからは驚きの要望があったという。それは、当時の大人気女優だった北原三枝をヒロイン役に起用すること。2人は劇中で激しいラブシーンも演じた。良純は「本当に憧れだったらしくて、“今度、北原三枝と共演するんだ”って、それを楽しみにして(いた)」と明かした。

 この共演がきっかけで、2人は結婚。60年に芸能界を引退した北原は、本名の石原まき子さん名義で、芸能プロモーターとして裕次郎さんを支えた。

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